キキ便り

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スクールカウンセラーとのミーティング

2009-01-31 15:57:17 | 自閉症アメリカ教育事情
今日は、息子のスクールカウンセラーとのミーティング。

息子のReevaluation(再評価ー障害を持つ生徒としてサービスを受けるべきか、またどのようなサービスが必要なのかを判断するために、3年ごとに各分野にわたって下されるテスト、観察、質問紙など)について話し合う。前回のReevaluationから今年の3月で3年になるので、その前に診断を下さなければならないとのこと。

法律上定まっていることなので、親としてもそういう点に労力やエネルギーを使わない部分、ずいぶん助かる。そういう規定がなかったら、学校側としてはお金や人材を使って、障害児のテストを定期的にやることは難しいだろうし、先生方の協力も得られないかもしれない。

今日聞いた話だと、授業を休ませて、その時間に知能検査など各種の検査を施すのには、ずいぶんそれぞれの授業担当の先生からブーイングがかかるらしい。遅れを取り戻すのに、先生方もかなりの時間を割かなければならないそう。

思わず、カウンセラーに、「もし時間が取れそうもなかったら、朝、早めに息子を学校に連れてくるので、始業前にテストしてもらってもいいですよ。それから家に来てもらっても構わないです。お子さん、別室で見ていてあげますから~」とまで申し出てしまう。ちなみに彼女は、幼稚園児と4年生のハハオヤ。子育てと平行しながらハーフタイムで仕事をしている人。

というのは、彼女が見せてくれたいろいろな検査のリストの中で、ずいぶん沢山の種類の検査をしてもらうようにお願いする。親としては、なるべくいろいろな情報が欲しいし、そういう協議ができるところがアメリカの学校教育の優れたところと考える。まあ私が欲張りだからかもしれないんだけど。。。ああでもない、こうでもない、といろいろ知恵を出し合いながら、双方にとって納得のいく結論を出せる、そういう車の両輪のような学校と家庭の関係は、子どもにとってもプラスになると信じている。

息子はこれまで、3回知能検査を受けてきたが、それらは皆平均以下でスコアも80前後というものだったが、スクールカウンセラーは非常に不思議がる。今の息子は、成績はストレートAで、算数や国語などの州共通標準試験もかなり上位ランク。これだけ成績がいいのに、なぜ今まで知能検査の結果が低かったのか、それを解明するために、もう一度知能検査をしてもらうことに。





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