暑かったぁぁぁ。
今日も暑い東京でした。
夜からは涼しくなって、今はちょっと寒い気がします。
*************
歌舞伎座の夜の部を見てきました。

義経千本桜の後半。
「木の実~四の切」。
実は、途中おなかが痛くなりまして、四の切は断念したのでした。
ひとりで見に行ったし、気持ち悪くなりそうで不安だったので。
最近、おなか痛くなることも少なくて調子よかったのに。
風邪かしら。やっぱり。
さて、夜の部。「すし屋」がすばらしかった。
とってもいいものみました。
今年は、6月の吉右衛門の俊、それと4月の熊谷陣屋の仁左衛門の義経と、いい芝居を見せてもらってるんですが、「すし屋」がいちばんかも。
仁左衛門の芝居はここのところ完成度がすごくて、こわいぐらいです。
右肩を痛めてるということで、右手をずっと懐に入れてる形で、ほとんど使いませんでした。
それでも不自然には思えない。
大阪のすし屋は東京の5代目幸四郎の形とまったく違うんだなぁというのも勉強になりました。
左頬にほくろがない。
お里にお茶を出させずに、権太の嘘泣きは寿司桶のところにある花瓶の水。
たぶん、あの花瓶は、寿司に敷き詰める笹をいれてるんじゃないかな?
首の入った寿司桶を持って花道の七三できまるところでも、さっとした感じで、そんなに強くは見得をきらない。
こせんと子どもを身代わりに出して「顔を上げろ」っていうところで、東京では足で顔をあげさせる部分があるけど、手であげさせます。
権太の心の痛みを表に出す部分で、大阪の形は比較的、はっきりハラをわらせてる気がします。
文楽のすし屋の権太は、ホントに地元の悪で、そういう洗練されてない感じが残ってる形です。
こういう大阪の型に、仁左衛門の工夫があって・・・
木の実の場面は、こせんと子ども、権太の家族愛が強調されています。
その場面がすし屋で、こせんと子どもを身代わりに出すところでききます。
今回、こせんが秀太郎で、昔、色を売ってた色気があってました。
それに、権太への愛情も深い。
もっちゃりしてる大阪風な女形があってるんだなぁ。
仁左衛門がインタビューで父親に刺されるところは、身代わりがうまくいったと父親に言おうとして刺されるという流れにしていると言ってました。
悲劇性が強まってるんですね。
木の実での家族愛、身代わりの場面での悲しみ、そして最後、父親にほめてもらおうとして、その瞬間に刺され、そして、だましたと思った人にだまされていた。
たくさんの悲劇がおりかさなってるいたたまれないようなお芝居だということを初めて教えてもらいました。
いつものすし屋は、お里ちゃんがかわいそうだなぁとか、思ってしまうんだけど、今回は本来の筋で堪能できたように思います。
いいもの見ました。
権太以外では、小金吾の梅枝が古風で将来が楽しみだと思わせました。
ちょっと線が細いかなぁ、若侍にしては。
秀太郎のこせんがいい。
*************
5年前ぐらいにいちばん最初に買った赤い杖の色がはげてしまって、きたなくなったので、色を塗り直してもらいました。

もとどおり、かわいい赤になりました。
この杖には、前、緑色のロープをつけてました。
父が落とさないようにってつけてくれたロープ。
きれいになったし、また緑のロープつけようかな。
おばも使ってました。
持っている杖の中でも、特に思い出のある杖です。
持ちやすいし、かわいいし、これからも使い続けます。
今日も暑い東京でした。
夜からは涼しくなって、今はちょっと寒い気がします。
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歌舞伎座の夜の部を見てきました。

義経千本桜の後半。
「木の実~四の切」。
実は、途中おなかが痛くなりまして、四の切は断念したのでした。
ひとりで見に行ったし、気持ち悪くなりそうで不安だったので。
最近、おなか痛くなることも少なくて調子よかったのに。
風邪かしら。やっぱり。
さて、夜の部。「すし屋」がすばらしかった。
とってもいいものみました。
今年は、6月の吉右衛門の俊、それと4月の熊谷陣屋の仁左衛門の義経と、いい芝居を見せてもらってるんですが、「すし屋」がいちばんかも。
仁左衛門の芝居はここのところ完成度がすごくて、こわいぐらいです。
右肩を痛めてるということで、右手をずっと懐に入れてる形で、ほとんど使いませんでした。
それでも不自然には思えない。
大阪のすし屋は東京の5代目幸四郎の形とまったく違うんだなぁというのも勉強になりました。
左頬にほくろがない。
お里にお茶を出させずに、権太の嘘泣きは寿司桶のところにある花瓶の水。
たぶん、あの花瓶は、寿司に敷き詰める笹をいれてるんじゃないかな?
首の入った寿司桶を持って花道の七三できまるところでも、さっとした感じで、そんなに強くは見得をきらない。
こせんと子どもを身代わりに出して「顔を上げろ」っていうところで、東京では足で顔をあげさせる部分があるけど、手であげさせます。
権太の心の痛みを表に出す部分で、大阪の形は比較的、はっきりハラをわらせてる気がします。
文楽のすし屋の権太は、ホントに地元の悪で、そういう洗練されてない感じが残ってる形です。
こういう大阪の型に、仁左衛門の工夫があって・・・
木の実の場面は、こせんと子ども、権太の家族愛が強調されています。
その場面がすし屋で、こせんと子どもを身代わりに出すところでききます。
今回、こせんが秀太郎で、昔、色を売ってた色気があってました。
それに、権太への愛情も深い。
もっちゃりしてる大阪風な女形があってるんだなぁ。
仁左衛門がインタビューで父親に刺されるところは、身代わりがうまくいったと父親に言おうとして刺されるという流れにしていると言ってました。
悲劇性が強まってるんですね。
木の実での家族愛、身代わりの場面での悲しみ、そして最後、父親にほめてもらおうとして、その瞬間に刺され、そして、だましたと思った人にだまされていた。
たくさんの悲劇がおりかさなってるいたたまれないようなお芝居だということを初めて教えてもらいました。
いつものすし屋は、お里ちゃんがかわいそうだなぁとか、思ってしまうんだけど、今回は本来の筋で堪能できたように思います。
いいもの見ました。
権太以外では、小金吾の梅枝が古風で将来が楽しみだと思わせました。
ちょっと線が細いかなぁ、若侍にしては。
秀太郎のこせんがいい。
*************
5年前ぐらいにいちばん最初に買った赤い杖の色がはげてしまって、きたなくなったので、色を塗り直してもらいました。

もとどおり、かわいい赤になりました。
この杖には、前、緑色のロープをつけてました。
父が落とさないようにってつけてくれたロープ。
きれいになったし、また緑のロープつけようかな。
おばも使ってました。
持っている杖の中でも、特に思い出のある杖です。
持ちやすいし、かわいいし、これからも使い続けます。