渋谷区立松濤美術館で藤田嗣治の展覧会が開かれています。
「藤田嗣治と愛書都市パリ ~花ひらく挿絵本の世紀~」
挿絵がその本と共にも展示されているのですが
画家としての藤田嗣治のイメージが少し変化したように感じました。
20世紀初期から戦後に至るまで
絵画だけでなく挿絵にも精力的に取り組んでいたのが良くわかります。
当時ビジュアルなメディアであった本の世界で
様々な表現を世の中に発表してゆくのは
現代の広告に似ているようにも感じました。
その広告のイラストレーターとして(勝手に)藤田嗣治作品を眺めてみると
画家でない違う角度から親しみを持てるのではないでしょうか。
一般入場料が300円でまったりとした時間が過ぎてゆきます。