家づくりなんてカンタンだ!

住宅をつくり続けている設計事務所の雑感

木造住宅の断熱工事

2007-02-27 20:03:29 | 家づくり


木造住宅の断熱工事にはいろんな工法があります。
大きく分けると、外断熱と内断熱。
どちらも断熱性能やコストなどいろいろ検討したうえで決定します。

大切なのは、どの工法であっても性能が十分に引き出せるよう
きちんとした施工を行うこと。

主として隙間無く断熱工事を施す事です。
この現場では、内側から現場発泡剤を吹き付けています。

発泡剤のため、隙間無く充填して、気密性能も十分。
以前はかなりコストがかかりましたが、
このところ随分下がってきました。

遮音性能もあり、お勧めしたい工法です。モコフォーム

隠蔽配管

2007-02-20 20:41:39 | 家づくり


エアコンの隠蔽配管するときは十分な検討が必要です。
構造部分(柱や梁)に影響はないかどうか、
ドレインの勾配が取れるかどうか、等々

頭の中で配管ルートを分かっているつもりでも
平面的な図面に表現するのには限界もあります。

それで設計者が現場で位置を指示するのが一番間違いがないと
思うのですが・・・
もちろん施工業者にも立ち会ってもらいます。

そして、隠れてしまう部分には、いろんな指示書きが残ることになります。

ハレとケの区別

2007-02-18 09:10:10 | 家づくり


美容室の改装が終了しました。
長くお店を休むわけにはいかないのですが、それでも一週間
という時間で工事を進めてきました。

当たり前のことですが、
美容室は、絶対的にハレの空間でなければならないと思う。

そのため住宅など日常生活で目にする可能性のある部材はなるべく排除して
とにかく明るい空間を目指しました。

色に関して、オーナーは少々不安であったようですが
出来上がってみると、これまで話してきたイメージを理解することが
出来たようです。

家づくりとは少々違った手法であり、
私にとっても刺激的な仕事となりました。

合板のつなぎ目

2007-02-12 20:00:05 | 家づくり


壁合板を取り付けたました。
合板の継ぎ目で隙間があるのは・・・

基準では、2階や3階の胴差し(外側の梁のこと)でのつなぎ目は
6mm以上あけることになっています。

地震で建物が揺れたときに、つなぎ目でこすれて
合板が破壊されない、という理由のようです。

決して施工ミスではありませんので、ご安心を。

改装工事の解体はドキドキもの

2007-02-09 00:30:04 | 家づくり


改装工事は解体から始まります。
壊してみないとわからないことが多いため、
ドキドキしながらも楽しみもあります。

以前マンションリフォームでは、床下から建設当時のコカコーラキャップが出てきたり、
旧い硬貨を発見したりと、何かとおもしろいこともありますが、
中にはちょっと困ったものも。

写真は現在進行中の美容室改装現場で、意外なところにガス管が配管されていました。
この場合なんとか・・・・・対処出来そうです。

どうしようもないときは、計画変更をアドリブで行うことになります。
ここが腕の見せ所ですが、予想通り進むことが一番ですね。

間違いなく現場に伝えるには

2007-02-06 19:55:13 | 家づくり


久しぶりのブログです。さぼり癖がつくと良くないですね。

さて、本日は現場に出向きました。
木構造で金物を追加する必要があったので、どのように伝えようか・・・
電話、ファックス、メール等々いろいろある中で、一番確実なのは
現場に出向くことですが、言葉で伝えただけでは間違いもあり。

そんな時は、メモを貼り付けて、取り付ける品を置いておくのが良いようです。
風で飛ばされない限りきちんと施工されることでしょう。

バーチャルでない、現実の世界ではメモ書きがとても有効です。