ベースコンクリートを打つ前日は
もう一度しつこいくらいチェックして
準備をします。
なぜなら打ってしまってから間違いを見付けても
後の祭りだから。
余裕を持って打設当日を迎えました。
朝九時前にはポンプ車が到着して
ミキサー車を迎えました。
ほぼ予定通り打設が始まり
ミキサー車の交代もスムーズに。
11時前に打設が終了する頃
午後3時過ぎから雨が降る予報が外れポツリポツリ・・と
それでも監督は余裕があるのか、ガードマンに
「おまえが降らせたのかよ～」と余裕の言葉をかけていたところ
暫くすると真っ暗な空になり、風も強くなり
ゴロゴロ鳴ってきたかと思っていると突然激しく降り出し
急いで用意していたシートを掛けることに。
コンクリートは固まり始めていた段階のため
雨水が混じる事は無く、構造上問題はないのですが
雨の跡が少し出来てしまったのと、シートの跡が付いてしまったようです。
この時期の天気はなかなか予想できませんが
シートを用意していたため、表面を荒らされることが
最小限で済んだのが何よりでありました。
木造3階建て住宅の基礎配筋です。
いつもの通り、図面通り工事を進めてゆきますが
コンクリート打設の前に検査があります。
検査は次の三通り
・建築基準法 中間検査（基礎配筋時）
・住宅瑕疵担保保険
・設計事務所によるもの
瑕疵担保保険と設計事務所はオープンネットが
瑕疵保険の団体認定を受けているため同時となりますが
中間検査についてはあらかじめ予約を取り
検査機関から検査官がやってきます。
どの程度指摘が出るのかドキドキしましたが
どちらも暑さでへばってしまい
ある程度の所までで検査終了。
次の中間検査は筋交いと構造用合板施工終了時となります。
瑕疵保険はさらに防水工事終了時ですが
次回は第三者による検査です。
今年の春に完成した、下田町の家 でTV-CM撮影がありました。
洗面所を使っての撮影です。
詳しくは言えないのですが、放映されるようになって
許可が出ればお知らせします。
プロデューサー、ディレクターをはじめ
美術、撮影、照明等々の方々
広告代理店の担当者、製作会社の担当者
総勢20人余りいたのでしょうか。
撮影時間は3時間余りだったので
関係者にとっては小規模な撮影であるようでしたが
何しろこの猛暑の中、ご苦労様でした。
エアコンはフルパワーで動かしましたが
これだけの人数が入るとなかなか効かなくて。
砕石を十分突き固めた甲斐あって、
その後の表面波による地盤調査では
十分に地耐力取れていることを確認しました。
地盤調査の速報をいただいて、すぐに捨てコンクリートの手配を。
翌日墨出しをして、建物位置を再度確認。
きれいに捨てコンクリートが施工されていました。
引き続いて、配筋工事に移ります。
木造3階建てのため、基礎配筋工程で中間検査が必要で
コンクリート打設工程と調整をとりながら、検査の予約
もしなければならないのが大変です。
工事はある程度無理を聞いてもらえるのですが、
検査はあらかじめ予約が必要で、土日祝日は「もちろん」NG。
工事の工程にお役所的な要素が入ってくるのは仕方がないのですが
土曜日ぐらいは・・・と思うのでした。
引き続き砕石を15cm毎に転圧しながら敷いてゆくのですが
敷地の角から水が湧き出してきました。
数日前ガス管の撤去工事をしていたので
もしかしたらそれが原因で水道管が・・・
と考えて早速業者に連絡。
先方の話では、ガス管工事の時も
同様のわき水減少があったと言うことで、施工写真をいただき、納得。
そのため次は水道局に連絡。
翌日、水質検査をしてもらいましたが、水道水でないことがわかり
結論は、自然のわき水、ということに。
地盤保証会社に相談して次の工法を選択しました。
埋め戻しの砕石よりも粒の大きい砕石を20cm埋め戻し
その後、から練りモルタルを15cm敷いて転圧して固めること。
さらに砕石にもセメントを混ぜながら転圧して、丈夫な下地として
地盤調査をもう一度行う状態まで進めることになりました。
暑い中ご苦労様でした。
地盤調査の結果
比較的固い地盤が少しだけ深いところにあるのがわかり
通常よりも砕石を厚くして転圧する工法を選択しました。
また、地盤保証を申請する為には
砕石工事の後もう一度地盤調査を行わなければなりません。
そのような予定で一通り地面を掘ったところ
少し困った問題が出てきました。
工事には問題がつきものですが、
詳しくは次回。
