家づくりなんてカンタンだ!

住宅をつくり続けている設計事務所の雑感

柱の脱色

2010-07-30 20:38:35 | 家づくり


木造住宅リフォームの場合は
柱が表しになっている、いわゆる真壁構造が対象
になることが度々あります。

柱をそのまま表しにするか、
ボード等で覆ってしまう大壁構造にするか
現場の状況とデザインで決めてゆきます。

この場合は押し入れ建具と敷居鴨居、そして柱を
再利用することにしました。

左側が元の鴨居
右側は解体のときとれてしまった鴨居の代わりに
新しく設けたもの。

部屋全体は大壁となりますが
一部柱を表しのまま残すことに。

数十年経た柱は
日焼けと汚れ、そして漏水や結露のシミのため
建築当初より随分色が変わっています。

かなり濃くなっているため
新しい建材(無垢の造作材)と組み合わせると
ますます目立ってしまいます。

この現場でも塗装業者さんにがんばってもらい
漂白剤などを使って、色を落としてもらいました。

これでも結構色を落としたのですよ。
(写真で見ると少々濃く見えますが)

新しい建材のほうには
オイルステインで染色をしてバランスを取ります。

それでも新旧違いがわかりますが
これから時間が経つにつれ
両者ともなじんでゆくことでしょう。


リフォームでの断熱工事は

2010-07-12 21:35:46 | 家づくり


リフォーム工事で
壁と床の断熱を発泡ウレタンで行いました。

遮音効果もあるため、施主ニーズに応えて
この工法を選択しました。

リフォームでは、壊さない壁もあります。
その場合はどうするか・・・






その中にグラスウールなど
元々断熱材が入っている場合は難しいのですが
そうでない場合には、何カ所か空けた穴から
ホースを入れて吹き付けると

ほら、この通り。

しっかりエコポイントも付きます。

ソーラーの打ち合わせ

2010-07-02 09:50:57 | 家づくり


パッシブソーラーシステム
そよ風
の打ち合わせに国立まで行きました。

このシステムを利用するのは今度で3回目となるため
技術的なことは概ねOKで
後は雑談で時間が過ぎてゆきました。

仕組みが単純なため、メンテナンスも良いため
ちょっと心得と興味のある方にも
メンテナンスは容易であるはず。
空気が流れる住環境は、是非おすすめです。

これを採用する住宅は8月中旬から2月中旬の工程。