家づくりなんてカンタンだ!

住宅をつくり続けている設計事務所の雑感

何が建つのやら

2005-11-28 17:39:02 | 建築
現在、湘南のあるところで建築計画中!

かなりの傾斜地です・・・

何が出来上がるのでしょうか?



ヒント:マンションでもないし、普通の住宅とはチョット違う

こちらも順次掲載して行きます。

青空の誘惑

2005-11-22 19:55:42 | 家づくり
大きな窓をつくっても
部屋の奥の方は暗くなる。

そんな時は、これ、天窓をつくりましょう。



青空を切り取ることが出来ますよ。

出来れば開けられるタイプを。

そうすれば、風が止まった昼下がりでも
天窓を開くと、空気がタテに流れます。

仕様にもいろいろあって、
電動で開くものと、手動式のものが。

ガラスやブラインドも選択できて
夏の日差しもシャットアウト!

雨漏れが心配な方は、ご安心を。

これまで一度も漏れたことはありませんヨ(手前ミソ)

そういえば一度だけ、手動式のタイプで、

雨の夜閉め忘れて・・・

ということはありましたネ。

これだけはご注意を!


階段/かいだん

2005-11-18 19:38:28 | 住宅
階段の部分で、垂直に立ち上がっているところを

蹴込み

といいます。

普通は、ここは板張りとなっていて、
蹴込み板とよばれています。

私の設計する住宅では、ちょっとだけ予算をもらって
蹴込みをひと工夫・・・

タイルを張ったりします。

明るい色に仕上げるのに、壁と同じ仕上げでも良いのですが
それでは汚れてしまうので、
水拭き出来る材料のタイルを選ぶことがあります。



写真の例は細かくて明るい色のモザイクタイルを使っています。

タイル以外にも方法ありますが、ちょっとした工夫で
ユニークな階段になりますよ。

DIYで、今ある階段にタイルを貼ってみることも出来そうですね。


上棟の日のこと

2005-11-14 20:28:41 | 家づくり
上棟式とは、

木造の場合、構造である骨組みが出来上がった時に、
職人さん達をねぎらう行事です。

建前とも言います。

地鎮祭の時のように神主さんをよぶことは無いのですが、
米、塩、御神酒でお清めします。

いよいよ上棟の日になりました。

天気予報では朝の内、雨。
午後から晴れるとのこと。

的中!



これまで何度も上棟式を経験してきましたが、
不思議と晴れるのですね。

みんなの願いが天に届くということでしょうか、
それとも、執念が勝つのでしょうか?

こんな事を書くと、次の上棟式は雨かもしれません・・・

この季節の上棟式に欠かせないアイテムが、
現場用ランプ です

工事は夕方まで続くので、それから式を始めると
途中で暗くなってしまいます。そのためランプが
重宝するのです。

上棟式終了後は、ほらこの通り

ライトアップ!



いの一番

2005-11-11 20:33:57 | 家づくり


基礎の上に土台が完成しました!

土台が完成すれば、いよいよ柱を建てて行きます。
どこから建て始めるのでしょうか?

建物のコーナーに「いの一番」と呼ばれるポイントがあります。

平面上の話ですが、タテ・ヨコの軸線を設定して、
それぞれ番号を付けて行きます。

いろはにほへ・・・と
一二三四・・・という番号です。

それぞれの軸線が交わるところに はの5番、ほの2番 などのポイント
が決まって行きます。

この中の一番初めのポイントが「いの一番」となるのです。
ここから柱を建てて行きます。



写真の中に(い 一)が見えるでしょうか。

「いの一番にやります」のように、一番初めに、と言う意味に使われるのは、
柱を建てる一番初めのポイント、であることから来ています。

工事では、いの一番に、柱に差し込むパイプがセットされています。

ロフトのようでロフトでない

2005-11-10 17:15:14 | 住宅


ロフトについて続けます。

実はこれ、ロフトのようで、ロフトではないのです!
ハシゴでつながれた上下の床、どちらも2階の床です。

どうしてなのでしょうか?

実は、ロフトに見える方の床の下が背の低いクローゼットになっています。
天井高さは1.4m以下に抑えて、つくっています。

こうすることで、このような組み合わせが法律上認められる訳です。
(但し、地域により、頭の固~い役所に認めてもらえないこともありますが・・・)

天井がかなり高い場合など、こういった方法を使うことが出来ます。

写真では、低い方は寝室、高い方は文机を造り付けた読書コーナーとなっています。

このようなロフト(2階)もいいでしょう!

独りになりたいときのロフト

2005-11-08 19:32:33 | 住宅
ロフトをつくることがあります。

ロフトとは屋根裏部屋のことですが、
家の中では、

屋根裏の空間を有効に利用して出来たオマケの部屋、

という位置づけとなります。

そのため十分な天井高さがとれなかったり、夏場暑かったりするわけですが、
高さはともかく、暑さについては断熱の工夫で何とか改善してきました。

でも家の中の一番高いところにあるため、夏には暑い空気が集まってきます。
それは空気を上手く外に逃がしてやる装置(窓や換気扇など)を設けて解決します。



実際どのような用途に利用しているかというと、様々です。
収納に使う場合もありますが、

おすすめは、

本を読んだり、インターネットしたりするスペースです
(書斎という堅いイメージではありません)

そして、何等かの理由で家の中に居づらくなったときの、

そうです、

逃げ場所として利用してくださいね。
写真の例では、天井が低いため、文机を造作しています。

このようなスペース、いいでしょう!

光る土間

2005-11-05 20:03:09 | 家づくり
基礎コンクリートを打ち終えて、型枠もはずれました。
その後、屋内の土間空間になるところと、そこから連続した外部の土間もコンクリートを打ちました。

仕上げにモルタルを塗るので、表面はざらざらしたままですが、今日は天気が良くて、

光っていました!



屋内の土間空間には断熱材をあらかじめ敷いています。


排水管のスリーブを入れました。これはトイレなどからの排水管を取り付けるため、
少し太めの配管をコンクリートの中に打ち込んだものです。
後でここに排水管を差し込んで行きます。



一般的に、排水管はそのままコンクリートに打ち込んでしまう場合が多いようですが、
その方法では、トラブルがおきた場合や、将来何らかの理由で排水管を取り替えなければならないときに、
上手く行きません。

そのため、写真のような準備をしておくのです。

ちょっとしたことですが、家を長持ちさせる工夫です。

根回し

2005-11-02 21:35:48 | 家づくり
「根回し」というと

物事が上手く運ぶようにあらかじめ手を打っておく

事を言いますが、字の通り樹木を移植するときに根の廻りを掘っておく
ところから来た言葉です。



写真では、基礎工事の合間に外回りの給排水管を埋設しています。

時間を無駄にしない、という目的の他に、建物が出来上がってから土を掘り返すと
建物に泥が付いたりすることがあるので、先行して埋設工事をします。

何事も

「根回し」

ですね・・・・・