ちょうどユネスコ無形文化遺産に登録されたばかりの
秩父夜祭りに行きました。
正確には、日本中の18府県で33件が登録された中の一つで
秩父祭の屋台行事と神楽が該当。
今年は天気もよく、週末に夜祭りが重なり
二日間で38万人が秩父駅周辺に集まったそうで。
これまで祭りとはあまり縁のない私でしたが
地元の方に招待され、はっぴまでお借りしました。
祭り自体は300年以上の伝統があり
江戸時代の前から養蚕と絹織物が盛んであった地域の絹市に来る人々を
もてなすために曳山が始まったのが夜祭りの起源だそうです。
曳かれる笠鉾・屋台は計6台。
徳川の天領地らしく結構派手(賑やか)なデザインとなっています。
これは下郷地区の笠鉾。これから出発します。
最下部、幕で隠れた部分に屋台囃子があって、20人くらい乗り込んで演奏。
独特のリズムが延々と続き、しばらく耳から離れません。
秩父神社を出発して商店街を大勢で曳かれ
1キロほど離れた御旅所へ到着する頃壮大な花火が上がります。
冬の花火も空気が澄んでいる分、とてもきれいに見えました。
これらの笠鉾や屋台は祭りの度に組み立てられ、終わるとすぐ
解体されるのですが、木工法や納まりを継承してゆく意味は
20年ごとに移される伊勢神宮と同じ。
こちらは庶民の祭りで、結構賑やかに、派手になりますが。
何倍も楽しむためには予習することが大切であること
がよくわかりました。