2011年のブログで報告したとおり、いまでも断熱材をバルコニー勾配に利用していますが
その後の状況がすこし変わっているので、「その2」をアップします。
現在は910X910X30〜50の勾配断熱材を使っています。
この場合910mmで20mm下がる(上がる)ため、約1/45の勾配がとれます。
その上に耐水合板12ミリとケイカル板12ミリを重ねてFRP防水下地とします。
ケイカル板2重ではクラックが心配なので、耐水合板を断熱材の上に挟みます。
勾配方向が910ミリ以上長くなる場合は、910毎に20ミリ断熱材を追加して行きます。
あまり長いと耐水合板上から押さえるビス長くなりますが。
ケイカル板は短いビスで耐水合板に取り付けます。
コーキング剤や接着剤を使用しても良いでしょう。
溝(どぶ)の勾配だけは現場で加工してもらいます。
スタイロフォームは勾配品を販売不可となっていますが
建材商社によれば、平らな一般品を加工して出荷する対応もあるようです。
弊社では今のところ、カネライトフォーム勾配品を使用。
詳細納まりは次の通り。
外張り断熱構造の場合は、壁際で工夫必要ですが
それはまた別の機会に。