昨年行われた東京大学社会研究所の『労働審判制度についての意識調査』ですが,もう,結果の速報が出ていたのですね。
詳しい報告書については,2011年9月頃に調査ホームページ上に公開する予定のようです。
「労働審判利用の理由」としては,労使双方とも,「公正な解決」が第1位となっていますが,第2位以下については,労働者側の「経済的利益」「社会的名誉や自尊心」,使用者側の「申し立てられたので仕方なかった」(笑),「事実関係をはっきりさせる」などといった理由が興味深いところです。
「労働審判手続の結果に対する満足度」などの項目を見ると,労働者側の満足度が高いことが分かります。
使用者側については,「まったく満足していない」28.2%と「あまり満足していない」23.4%で,50%を超えているのが気になるところです。
弁護士 藤田 進太郎
詳しい報告書については,2011年9月頃に調査ホームページ上に公開する予定のようです。
「労働審判利用の理由」としては,労使双方とも,「公正な解決」が第1位となっていますが,第2位以下については,労働者側の「経済的利益」「社会的名誉や自尊心」,使用者側の「申し立てられたので仕方なかった」(笑),「事実関係をはっきりさせる」などといった理由が興味深いところです。
「労働審判手続の結果に対する満足度」などの項目を見ると,労働者側の満足度が高いことが分かります。
使用者側については,「まったく満足していない」28.2%と「あまり満足していない」23.4%で,50%を超えているのが気になるところです。
弁護士 藤田 進太郎