ブログ 〔情報リテラシー研究会〕

パソコン操作に関する記事

<171> ページの逆から印刷する

2008年12月21日 | ◆Office

佐伯祐三:アントレ ド リュ ド シャトー



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パリ市街(クリックすると拡大されます)



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Word で作成した文書は、仕事・プライベートを問わず非常に多いと思います。複数枚の文書を印刷するとき、「頭のページ」がプリンターの一番下に排出され、その上に次々と印刷物が積み重ねられていきます。


そのあと印刷したものを束ねる際「頭のページ」を一番上にしなければなりませんので、その順序を手作業で変えていくことになりますが、枚数が多い時は結構面倒です。


Word には、プリンターから排出するとき「最後のページ」から排出して、順次その上に「後ろのページ」の方から積み重ねられるように、設定できる機能がついております。


Word を利用している人は多いと思いますが、このことは意外と盲点ではないでしょうか。この回ではその手順をご紹介したいと思います。


Word 2003/2002 の場合
 
   
(Word 2000 の場合も少し表示画面は異なりますが、同様の操作手順で設定できます。)



Word 画面のツールバーから「ツール」→「オプション」・・・下記の画面
「印刷」タブ→<印刷順序を逆にする>にチェックを入れ→「OK」





 



Word 2007の場合



Word を開き、左上の「Office ボタン」→「Word のオプション」→「詳細設定」→「印刷」→<ページの印刷順序を逆にする>にチェックを入れ→「OK」





Word のオプション画面で「下」へスクロールすると下記の<印刷>部分が表示されます。




 


<170> USBメモリーのセキュリティ対策(3.USBメモリーの自動実行機能を無効にする)

2008年12月13日 | ◆セキュリティ

フェルメール「手紙を書く婦人と召使」



imagesオランダの運河


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WindowsなどのOSに実装されているAutoRun(オートラン)機能(自動実行・再生機能)を悪用してウイルスなどに感染するケースが多くなっております。ユーザーがUSBメモリーをパソコンに接続するだけでマルウェアが実行されウイルスに感染することがあります。


被害に遭うのを防ぐために、(1)USBメモリーを不用意に自分のコンピュータに接続しないこと(2)リムーバブルメディアの自動実行機能を無効にする、といった対策が必要です。


(2)の自動実行を無効にするには、キーボードの「Shift キー」を押したままUSBメモリーを挿せば、その時だけオートラン機能を無効にすることができますが、一々この操作を行うのも面倒でもありまた失敗することもあるでしょう。


USBメモリーの自動実行機能が機能しないように、設定変更をしておくことができます。



USBメモリーの自動実行機能を無効にする。


「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→<gpedit.msc>と入力して→「OK」

【注】 ただし、この「gpedit.msc」はWindows 2000 Professional Edition、Windows XP Professionalには搭載されていますが、XPのHomeには搭載されておりません。






次の図のように<自動再生機能をオフにする>を指定して≪拡張≫ボタンを押します。





「プロパティ」をクリックします。






次の図のように<すべてのドライブ>を指定して「有効」にチェックを入れ→「OK」




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【参考】
Windoes Vista の場合は次の操作により設定変更ができます。

コントロールパネルを開き「CDまたは他のメディアの自動再生」をクリック→「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う」のチェックボックスを外し→「保存」ボタン 


 


<169> USBメモリのセキュリティ対策(2.USBメモリへの書き込みを禁止する)

2008年12月07日 | ◆セキュリティ

 コロー作:パリ郊外「マントの橋」



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牧歌的なフランスの田舎


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前回168>USBメモリのセキュリティ対策(1)でUSBメモリーの使用を禁止する方法をご紹介しましたが、 今回はUSBメモリを(読み取り専用)にして(書き込みを禁止)にする方法をご紹介します。

※ セキュリティ対策上、必ず事前に<USBメモリのウイルスチェック>を実行しましょう。



USBメモリーへの書き込みを禁止する。



【注】レジストリの操作は危険を伴います。操作を間違うと最悪Windowsを起動できなることがあります。万一のときのために、事前にレジストリのバックアップデータを作っておくなどの対処をしておきます。
自己責任で対処してください。



管理権限のあるユーザーでログオンし、「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」→「regedit」と入力→「レジストリエディタ」を起動する。







(1)「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control 」







(2)「Control」の下に「StorageDevicePolicies」というキーがあるか確認し、なければ「Control」を右クリックして「新規」→「キー」を選んで新たに作成する。







(3)「StorageDevicePolicies」を右クリック→「新規」→「DWORD値」を選び、「WriteProtect」というDWORD値を作成する。









(4)「WriteProtect」をダブルクリック→「値のデータ」に半角で「1」を入力して→「OK」→<再起動>



 



元の状態に戻すには「WriteProtect」の値を「0」にするか、「WriteProtect」というDWORD値を削除します。



なお当操作はWindows XP SP2を対象としたものです。 又、この操作はUSBメモリーに限らず、USBを利用したデバイス全般について有効となります。  


 


<168> USBメモリのセキュリティ対策(1.SBメモリを使用不可にする)

2008年12月06日 | ◆セキュリティ
フェルメール:  オランダ「デルフトの町の眺望」


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オランダ(デルフトの町)


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最近、USBメモリなどを経由して感染を広げるウイルスの被害が急増しております。
「データの受け渡しの際、他人のUSBメモリをPCに接続したら感染した。」「パソコン講習会上でデータをコピーしたUSBメモリを、職場で使おうとしたらウイルスを検知した。」等など、USBメモリを経由したウイルス感染が最近急激に増え続けております。



この種のウイルスのほとんどは、OSの自動再生機能を悪用して感染するもので、USBメモリからPCへの感染だけでなく、感染PCからUSBメモリへ感染するタイプも増加しているようです。



感染すると、システムファイルの破壊や情報漏洩、他のマルウェアをダウンロードさせられる、などの被害を受けたりします。



対策としては、「不特定多数が利用するパソコンに自分のUSBメモリを繋がない。」「会社のパソコンで個人のUSBメモリを使用させない。」「OSの設定を変更して外部記録メディアが自動再生しないようにする。」などと言ったことが考えられます。



USBメモリを使用不可にする。



【注】レジストリの操作は危険を伴います。操作を間違うと最悪Windowsを起動できなることがあります。万一のときのために、事前にレジストリのバックアップデータを作っておくなどの対処をしておきます。
自己責任で対処してください。



管理権限のあるユーザーでログオンし、「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」→「regedit」と入力→「レジストリエディタ」を起動する。








(1)「HKEY_LOCAL_MACHINE」 → 「SYSTEM」 → 「CurrentControlSet 」→ 「Services」 →「 USBSTOR」 →「Start」









(2)右側のペインに表示される「Start」をダブルクリックする。



(3)「値のデータ」に半角数字で「4」を入力して「OK」→<再起動>







(4)レジストリエディタを終了した後、USBポートにUSBメモリを挿入しても認識しなくなる。



 


<167> 実録 「振り込め詐欺の実態」

2008年12月03日 | ◆セキュリティ

佐伯祐三「アントレ・ド・リュ・ド・シャトー」



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モンパルナスタワーよりパリ市内を望む



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「振り込め詐欺」があとを絶ちません。


今回は「愛知県警」と「青森県警」のホームページより、犯人からかかってきた電話とのやり取りを録音した、その生々しい実録をご紹介いたします。少し聞き取りにくい点はありますが、入念に準備されたと思われるその真実を装った犯人からの電話の内容には驚きます。


(私は絶対に引っかからない!)と思っている人でも、このように手の込んだものになると(もしや信じてしまうのでは!)と気持ちが動かされるのではないでしょうか。


この実録を一度聞いておくことは、もし自分にこのような電話がかかってきた際の、大いなる予防になるのではないでしょうか。


Get Windows Media Player
音声を再生するためには「Windows Media プレーヤー」等が必要です。
上記アイコンからインストールできます。



◎ 愛知県警ホームページより

「振り込め詐欺」犯人からの電話の音声
http://www.pref.aichi.jp/police/safety/hanzai/ore-den.html



◎ 青森県警のホームページより

「振り込め詐欺」犯人からの電話の音声
http://www.police.pref.aomori.jp/seianbu/seianki/gaihan/hurikome_oreoreonsei.htm