ブログ 〔情報リテラシー研究会〕

パソコン操作に関する記事

<161> 「ワンクリックウェア」 による ワンクリック詐欺に気をつけよう!

2008年09月29日 | ◆セキュリティ

写真右側の椅子に座った女性がマリアテレジア
13世紀から700年にわたりヨーロッパの広大な帝国を支配したハプスブルグ家の女帝マリアテレジアとその子ども達。フランス革命によって断頭台の露と消えた王妃マリーアントワネットの母である。オーストリアのシェーンブルン宮は彼女の居城だった。


クリックすると拡大されます。
ハプスブルグ家の宮殿
「シェーンブルグ宮」の内部




ワンクリック詐欺とは不当料金請求の手法の一つで、画面上の画像や文字をクリックしただけで入会金や使用料などの料金を請求する、といった詐欺行為のことを言います。
<137> いつかは出会う 「ワンクリック詐欺」

詐欺サイトの入り口はいろいろなところに仕掛けられており、次のようなリンクからワンクリック詐欺のページに迷い込むことは誰にでもあり得ることです。

・「迷惑メールのリンク」
・「検索サイトの結果からのリンク」
・「まともに見えるブログからのリンク」
・「まともに見える掲示板からのリンク」


ワンクリック詐欺に対処するには、詐欺を行おうとする相手に対して(住所・氏名・電話番号など)を送信しない限り、個人情報が知られることはありません。このような画面に出会っても無視することが対処の基本であります。

ところが、最近「ワンクリックウェア」というプログラムを利用して、非常に巧妙な手口で詐欺を働こうとする悪質な手口が横行するようになりました。

「ワンクリックウェア」とは、ワンクリック詐欺を補助する活動を行う不正プログラムのことで、スパイウェアやトロイの木馬に近い特徴を併せ持ち、ユーザの虚を突いてパソコンに忍び込み、不当な料金請求を行なう悪質なソフトウェアのことを言います。


例えば、アダルトサイトなどで2,3枚の画像を閲覧した後、

●例1
『動画プレイヤーのバージョンが古いため、閲覧できません。 続けて画像を閲覧するには、次よりバージョンアップをしてください。』

●例2
『あなたのパソコンに、アダルトサイトへの自動ログインシステムがインストールされました。このシステムの解除を行う場合は、専用のアンインストールソフトをダウンロードしてください。』

などと言った、あるいはこれに類似する内容でプログラムのインストールを促してきます。

ここで、指示に従いスパイウェア的なプログラム(ワンクリックウェア)をインストールしてしまうと、パソコンの中の個人情報などが抜き取られる結果となり、不当に料金請求が届いたりします。




<請求書が郵送で届く>

もし、裁判所等の公的な機関から書類が郵送されて来た場合は、無視すると不利益を被る場合があります。明らかに不正であると思ったら、消費生活センターや国民生活センター、警察機関等に相談します 。