ブログ 〔情報リテラシー研究会〕

パソコン操作に関する記事

<160> ユーザー辞書をバックアップする

2008年08月28日 | ◆Windows OS

?フェルメール(牛乳を注ぐ女)



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フェルメールが住んだ オランダ「デルフト」の市庁舎


ひらがなから漢字に変換しようとする際、最近変換して利用した漢字が候補として挙げられます。これは、「ユーザー辞書」と呼ばれるファイルに、過去に変換された漢字データが格納されているからです。

この「ユーザー辞書」をバックアップしておきますと、パソコンを初期化したり又新しくパソコンを買い換えた場合、「ユーザー辞書」を復元して今までと同様にスムーズに漢字変換を行うことが出来ます。



■ユーザー辞書のバックアップの仕方


1.「スタート」→「コントロールパネル」→「地域と言語のオプション」→「言語」タブ
  →「詳細」→<テキスト サービスと入力言語>ダイアログボックスが表示される。


2.<テキスト サービスと入力言語>ダイアログボックス→「設定」タブ
  →「プロパティ」→「辞書/学習」タブ




3.「辞書/学習」タブ→「参照」ボタンをクリック→『imjp9u.dic』をバックアップ用フォルダにコピーする。








WindowsXP付属の IME 2003は「imjp9u.dic 」? IME 2002は「imjp8u.dic 」と表示される。

【バックアップの要領】 
  事前に<ユーザー辞書BackUp>などの名前をつけてデスクトップにフォルダを作っておく。
  そのフォルダに『imjp9u.dic』をCtrlキーを押したままドラッグするとコピーできる。
  
そのフォルダをバックアップ先のメディアに格納する。



 


■ユーザー辞書の復元の仕方



1.前述の(ユーザー辞書のバックアップの仕方)と同じ操作手順で進み 、
  「辞書/学習」タブ→「参照」ボタンをクリックする。


2.バックアップ先を指定して格納しておいたユーザー辞書『imjp9u.dic』を選択する。



 


<159> Outlook Express を最適化する

2008年08月21日 | ◆メール操作



シーレ「クルマウの風景」・・・世界遺産の町:チェコ「チェスキークルムロフ」を描いたものです。




クリックすると拡大されます
世界遺産「チェコ:チェスキークルムロフ」


メールソフト Outlook Expressは、「受信トレイ」「送信トレイ」「送信済みアイテム」「削除済みアイテム」などと、それぞれ機能別にフォルダに分けて管理するようになっております。

また Outlook Express では、上記の各フォルダに格納されたメッセージを削除しても、そのフォルダ自体のサイズはそのままで小さくはなりません。 仮に、どんなに「削除済みアイテム」を空にしても、「削除済みアイテム」というフォルダそのもののサイズは変わりません。 したがって、メールの送受信を行うたびに Outlook Express 全体の容量(ファイルサイズ)は、削除には関係なく増えていきます。


これを解消するためにOEには<フォルダの最適化> という仕組みが提供されております。<フォルダの最適化>を行うことにより、≪削除されたメッセージが占めていた領域≫ を消滅させることが出来ますので、全体としてOutlook Express の使用するディスク領域をスリムにすることが出来るようになります。


なお <最適化> とは、未使用部分を無くしてファイル全体をコンパクトに詰め直すという作業であり、メッセージの内容を圧縮する操作ではありません。


Outlook Express のメッセージが使用するディスク領域が少なくなれば、Outlook Express の起動時間もその分短縮でき、バックアップしたりする際もサイズを小さくしてコピーすることが出来ることになります。



■ Outlook Express のメールデータを最適化する


Outlook Express のメニュー「ファイル」→「フォルダ」→「すべてのフォルダを最適化する」



一つだけのフォルダを「最適化」する場合は、OE上で目的の
フォルダを開いておいて、上記の<最適化>をクリックします。





■ Outlook Express メール最適化後メールが消える?


Outlook Express にてメールデータの最適化を実施すると、フォルダ内に格納されていたメールが消えてしまう場合があります。その原因には次のことが考えられます。


◎メールデータが損傷していた場合?

メールデータファイルが損傷している場合、そのフォルダに対して最適化を行うと損傷を拡大させ、メールが消えてしまうことがある。(フォルダの損傷具合を事前に判断することは難しい。?)

◎メールデータ容量が 2GB 近くになっていた場合

メールのデータファイル(.dbx ファイル)の最大容量は特に明示されていませんが、実質的には 2GB が最大となっております。ファイルの容量が 2GB に近づくとデータファイルが不安定になり、最適化の際にメールデータが消えてしまうことがあります。


又、ファイルの容量が 2GB に近づくと、そのフォルダに対してメールの(移動、受信、削除)等の操作を受け付けなくなることもあります。


<最適化>を実行すると、まず最初にデータのバックアップとしてデータファイルのコピーが「ごみ箱」作成されます。最適化の実施によって最悪メールデータが消えてしまった場合、「ごみ箱」のバックアップファイルから復元することが可能です。



<158> 便利なフリー画像ソフト「JTrim」を使う(その4)

2008年08月07日 | ◆ソフトウェア

フェルメール(オランダ「デルフトの町」)



クリックすると拡大されますオランダ「デルフトの町の写真」




■ ウォーターマーク(電子透かし)を挿入して写真の盗用を防ぐ




苦労して制作した写真や人の顔が写しこまれて写真などを、第三者に無断で使用されないようにする方法として、写真に「ウォーターマーク」を付ける方法があります。

「ウォーターマーク」とは、画像や映像の著作権を主張するためにその画像に挿入する「電子透かし」のことです。「ウォーターマーク」を入れることで(無断使用を禁止)と言った心理的効果も期待することができます。


● 事前に「ウォーターマーク」ソフトをインストールしておく

「ウォーターマーク」 ソフトのダウンロードページ
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/art/se407633.html


● 「透かし」に使う文字(画像)を作成する

1.JTrimを起動しメニューの「ファイル」「新規作成」をクリック




(文字画像を作成するキャンバスの大きさは文字を入力しながら調整していく)
(透過にする場合はキャンバスの色は何色でも良い)



2.JTrimメニューの「編集」「文字入れ」をクリック







(透過にする文字を記入し、文字の色も指定できる。)
(フォント、文字サイズ、スタイルなどを指定して<透過>ボタンをクリックする)



3.JTrimメニューの「イメージ」(透過状態を表示)にチェックが入っていることを確認し
  
「透過色を指定」をクリックする。








(スポイドで画像文字の背景部分をクリックすると格子模様の透過が設定される)
【注】 このファイルをGIF形式で保存しておく




「透かし」を入れる写真を一つのフォルダにまとめておき、
4.「ウォーターマーク」を起動して次のように設定する




images
クリックすると拡大されます



<処理対象画像フォルダ>では、<参照>ボタンから写真の保存フォルダを指定する。
<透かしマーク>にチェックを入れ、透かしを入れる位置やサイズなどを設定する。
<透かしマーク画像ファイル>では、<参照>ボタンから作成した「透かし文字」を指定する。
<作成実行>ボタンをクリックする。




ローマ「コンスタンティヌス帝の凱旋門」
(透過文字が挿入された)