Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

「異なにおい」  ボードレール

2011-07-25 20:40:18 | 




今日も晴天に恵まれた。
曇りのうち天気という予報だったが、
幸い10時頃から強い日差しに変わった。
半袖で10分ほど歩くと、額から汗が出ていた。
富士山が見るかと、歩きながら丹沢方面から
富士山に目を向けると雲で覆われていた。
残念だと思いながら、丹沢山系から富士山方面を見ていた。



合歓の木を見た。
目を閉じたように、羽の葉が付いていることからいう。
晩夏に入る前から羽を付けていた。
晩夏の花だが、初夏の風から羽を付けていたような気がする。
合歓の木のある林の前には、苔の生えた大樹を見つけた。
夕方から曇りだしたが、昼間見たのうぜんかずらを思い出した。
夏らしい映えたオレンジの色の花を咲かせていた。




  
「異なにおい」  ボードレール

残暑きびしき夕なぞ、両の目とざし、
熱くさき汝が腋のにおいをかげば、
灯に、わが目は見るよ、楽しげにひろがる海辺、
照りつづく眩き陽かげ。
ものうさのこの島に。目を恵む、
奇怪なる姿の樹木、甘美なる果実のあまた、
痩せて強げな男たち、
ほしいままなるまなざしの、人驚かす女たち。



麗わしき気候の方へ、汝が香りのみちびくままに、
灯にわが目を見るよ、沖つ辺の波のつかれのなお残る。

あたりを流れ、鼻をうつ、
みどりなす羅望子の、かおりの高さ、
さそわれて、心は遠く耳に聞く、船のりの唄のひとふし。







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