それが一番の問題

概要は後からついてくる

そんな日本語力では恥をかく―知ってるつもりが、ああ大間違い! (KAWADE夢文庫)  河出書房新社

2008年11月30日 | 
そんな日本語力では恥をかく―知ってるつもりが、ああ大間違い! (KAWADE夢文庫)

河出書房新社

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この本を書くためには、日本語のそうとうな知識を必要とする。
日常で正しい日本語を必要とする仕事に就きたい人、、、
コピーライターとか記者とかは読んで損はないと思う。

普通の人は、良い本を選んで読むことのほうが大切な気がする。

それが出来れば、良い言葉しか入ってこないわけだから。

おかしな日本語も大好きだけど、僕は。
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ホイットマン詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選) ホイットマン,木島 始 岩波書店

2008年11月30日 | 
ホイットマン詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)
ホイットマン,木島 始
岩波書店

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確か、開口健が、滅入った時にはホイットマンの詩を読むのだ、と言っていた気がする。

この記憶に自信はないけど、意味は良くわかった。

しばらく枕元に置いて、眠る前に読むとしよう。

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世界屠畜紀行 内澤 旬子 解放出版社

2008年11月30日 | 
世界屠畜紀行
内澤 旬子
解放出版社

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すごい人だ。

度胸と着眼点と行動力と着眼点と文章力とイラスト。

写真や映像に収めることは難しい屠畜の現場で、イラストが役に立つ。
理想的。(実際の作業はかなりの重労働だったみたいだけど)。

文章による描写が、僕にはボリュームがありすぎた。
途中からは文化的なこと政治的なこと以外は飛ばし気味になった。(内澤さんごゴメンナサイ。)それでも、読み応えありすぎ。体当たりで得た情報だもん。

屠畜の作業と同じ、この作品も血と汗の結晶だと思う。

屠畜に関わる人への差別は宗教から来てる。これが一番勉強になった。

儲かる仕事の国もあれば、モテる国もあるし、日常である国もある。
当たり前だけど、新鮮に感じた。東京は、屠畜のことは頭に浮かばないようにできてるからかな。

それにしても尊敬するな。ジャーナリスト兼研究者。
そして、インテリを気取る風でもない。

一番かっこいい。

そういえば、島田雅彦さんの新聞小説にイラスト載せてるってな。
わかる気がする。
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公務員の懲罰

2008年11月29日 | 雑感
軽すぎるだろ。

これを重くすると公約した政治家がいたら、投票するのに。。。
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Blood Diamond

2008年11月23日 | 映画
ブラッド・ダイヤモンド

ワーナー・ホーム・ビデオ

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説教くさくないところがいい。

音楽とendingはお決まりのハリウッド調だけど、そんなことは大した問題じゃない。

ジャーナリズムでもアカデミアでも酒場でもない場所でこういう問題が取り上げられることに意味がある。

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ぼくは猟師になった 千松 信也 リトル・モア

2008年11月16日 | 
ぼくは猟師になった
千松 信也
リトル・モア

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京都で猟をする人が書いた本。
他にも収入の糧はあるみたいだけど、生活の中心は猟。
家の選び方がそれを形として何よりも物語っている。

制度とかルールとか歴史なんかがとても面白かった。
裁き方、保存法、調理の仕方も詳しく書かれているが、残念ながら僕には
当分活用する機会がないので、そこは飛ばし気味によんだ。
もっと非実用的な風習などについて知りたいと思った。
こうゆう構成なら両方の人を満足させられるという企みかな。
それなら、成功だな。

イノシシは、犬よりも嗅覚が強いらしい。
全然しらなかった。そういや、鼻が長いや。ってことは、象はどうなるんだ?

知らない事ばかりだ。
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建築家安藤忠雄 安藤忠雄 新潮社

2008年11月11日 | 
建築家安藤忠雄
安藤 忠雄
新潮社

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元プロボクサーの建築家という帯につられて手に取った。
ハードカバーにしては、とてもページがめくりやすい。
しおりが緑色だと気がついた時に、買おうと決めた。

読み始めてすぐに「ゲリラ的」という信念が出てきた。
「共通の理想を掲げ、信念と責任を持った個人が我が身を賭して生きる」
さすが元プロボクサー。個人主義。

あんまり面白いので一気に読んだ。
最高のページは最後のページ。こんな本は珍しい。
素人の僕が楽しめたのだから、建築を学ぶ人には安藤忠雄の凄さがもっと伝わると思う。

いくらなんでもコンクリート打ちっぱなしの建築物を造りすぎだろうと思いながら読んだけど、
それって小説家の得意分野みたいなものなのかな。時代小説家を書くSF作家ってほとんどいないはず。
写真が多く使われているけど、それら全てが白黒なのはコンクリートの無機質性と関係あるのかな。
写真ならネットで見れるからいいけど。白黒も渋いし。

自伝とはいえ、近代日本史やガウディの建築について意外なことを知ることもできた。
無知な自分には新鮮。

詳しく書かれていないけど、建築界でも学閥や権力が幅を利かせているらしい。
当たり前なことだけど、やっぱり面白くない。

もう一つ心に残った当たり前なこと。
大がかりな工事を施行するには大金が必要で、おのずと行政と大企業の財力が必要になる。
小さな家の設計でも、仕事である以上、常に施主という客がいる。
その状況で、奇抜な設計を施工させる苦労は、建物を見るだけの僕には想像もつかない。

行政と意見が食い違う場合、たいてい個人が折れる。でもこの人は違う。
それは、ただの頑固ではなく、自分の作品にとても誠実で自信を持ってるからこそ保てるプロ姿勢だと思う。尊敬する。

実行に移されなかった計画が無数にあるという。
それでも腐らない。強い。ここが僕と一番違う。
その違いは、対象に対する想いの違いから来る、、、資質と言ってもいい。
設計せずにはいられない人なのだと思う。

仕事場についての記述を読んで、従業員の管理の仕方に驚いた。(すばらいし制度もあるけど)
ブレない志がないとゲリラにはなれない。
プロを育て上げる場所というのは、きっとどの世界でもそうだろう。

僕がいる場所はヌルい。
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ボロボロになった人へ リリー・フランキー 幻冬舎

2008年11月09日 | 
ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫 り 1-3)
リリー・フランキー
幻冬舎

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2冊目に読んだリリー・フランキーの本。
「美女と野球」は気楽に読めた。この本にはそうはいかない。
今日のような曇った日曜に読む本ではない、と思う。

「大麻農家の花嫁」
これはコミカル。
小説や漫画にのみに許された世界が展開される非現実的な絵が頭に浮かび続けて飽きない。
農家の息子が主人公に惹かれる理由は理解できないが、
他の女性を愛さなかった理由は良くわかる。

「死刑」
これもバカバカしくて、とても面白かった。
会話が多くてテンポが良い。だからページをめくる手が止まらない。

「ねぎぼうず」「おさびしとう」
この2作が、日曜日には合わない、、、というかドロドロした人間を描いているので、
暗い気分になる。自分の知り合いにもこういう女の子がいるからか。
とにかく、想像したくない場面が淡々と描写されている。

「Little Baby Nothing」これは、若者、二十代初めから半ばくらいの冴えない男達の話。
的を得ていると思う。自分のまわり、、、というか自分もその一人だった。
それだけに、痛いところを突かれている気がした。

「ボロボロになった人へ」は、僕が解説を気に入った数少ない出版物の一つ。
特に古賀エイチさんの「森羅万象に確固たる意味など存在しない」という
言葉が心に残った。その通りだと思う。

結局、地球にとって、人間一人が生きる意味などほとんどないのだ、ってこと。
その事実を拒絶するから苦しいのだ、、、どっかで聞いた話だ。

僕はモガきたいけどね。その方が楽しいから。

兎に角、解説を読んでリリーさんの意図がわかった気がしたし、なにより少し楽になった。






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猫たちの隠された生活 エリザベス・マーシャル トーマス 草思社

2008年11月09日 | 
猫たちの隠された生活
エリザベス・マーシャル トーマス
草思社

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僕はノラやペットの猫について知りたかったんだけど、意外とライオンやヒョウ
などの話が多かった。

猫は人に懐かないと思っていたけど、そんなことないらしい。
そんな感じの記述が多くて、とても楽しめた。

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学はあってもバカはバカ 川村 二郎

2008年11月09日 | 
学はあってもバカはバカ
川村 二郎
かまくら春秋社

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駄本。

古い新聞記者の愚痴。
その愚痴の大半は筆者の適応能力の欠如に起因する。

言葉は生物のように変化し続ける。
関西の言葉と関東の言葉が混ざってはいけないのか?
曖昧な事実を伝えなければならないときに、曖昧な言葉を使うのは間違いか?
一般的な大人全員が理解できる日本語ってなんだ?誰が決めるんだ?
歴史学部と数学部の学生が同じレベルの日本史の背景理解があるとでも思ってるのか?
「第二公用語」が曖昧模糊、、、想像力が欠落してるんじゃないのか?

発行部数が多いと不自由も増えるだろう。それにしても頭が堅すぎるんじゃない?

ちなみに、「パソコンでテレビゲームをする」は間違いだと思う。
意味はわかるけど、正確ではない。

朝日新聞全体に流れる説教臭さも文章に出ている。
年配の人は知らないが、若者は読まないね、こんな人が書く記事なんて。

若手記者が気の毒。
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Walden and Civil Disobedience Henry David Thoreau

2008年11月08日 | 
Walden and Civil Disobedience (Penguin American Library)

Penguin USA (P)

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読みごたえがあった。
古い英語だし、複雑な文も多くて、読みづらい。それでもアイディアが大事に思えた
から読んだ。自然のdescriptionは飛ばした。静かで清らかな生活に
憧れて手にとった本じゃないから。

シャープな考察は多い。そして、ソローの政治と経済の主張は筋は通ってる、、、部分が多い。

問題は、思想として独り立ちしてないこと。
税金を払わなくて拘置所に入れられた時は、肩代わりしてもらってシャバに出た。
彼の森の中での生活も社会との接点がなければ成り立たないものだった。
つまり、社会全体に広められる生き方ではなかった。
皆がソローのようになったら社会は成り立たない。結果として、彼のように生きることが
不可能になる。
そこが弱みだと思う。ソロー自身はそんなことわかってたハズだけど。
だから積極的に自分の考えを広めようとしなかった、、、のかな。
そこは詳しく知らない。

ソローを崇拝する人がいたら、もう少し勉強した方が良い。
研究はソローの時代で完結した訳ではない。
人類がなぜアフリカからでることになったのか。どうして国家は存在するのか。
テレビ番組じゃ駄目。きちんと本を読んだ方がよい。

ソローみたいに頑固な人がいたら話してみたいけど、なかなか見つかる物ではない。
惹きつけるくらいにならないと、会えたところで歯が立たないな。

道は長い。
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友人の小説

2008年11月03日 | 雑感

二日かけて感想と分析と意見を書いた。

プロのレベルと言える作品ではなかったけど、大したヤツだ。

ホラーファンタシーの衣を纏った哲学。

なんとか出版にこぎつけることを願う。
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Sicko Michael Moore

2008年11月03日 | 映画
シッコ

ギャガ・コミュニケーションズ

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華氏911は見た。

ところどころ下品に感じた。
この作品も同じ。

ストレートなdocumentaryじゃ人が見たがらないからかな。
そういう意味でこの作品は成功していると言える。

アメリカの医療制度がバカバカしいのはわかった。日本も高い。

内容は鵜呑みにできないけどね、監督の主張が全面に押し出されてるから。

若者に政治に対する興味を持ってもらいたい、、、ってのが大きいのかも。

オバマの政策が楽しみ。そして、日本も右にならって、、、、20年後くらいかな。
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