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それが一番の問題

概要は後からついてくる

フィリップ・マーロウの教える生き方 レイモンド・チャンドラー 村上春樹(訳)

2022年10月30日 | 


ロング・グッドバインなどにでてくる、架空の人物フィリップ・マーロウの気の利いたセリフ集。
村上春樹っぽい比喩もある。

現実に正面衝突しそうなときに、少し体をずらしてやり過ごす姿勢をとりたくなる。
そんなときに良い本。

内容が薄いとかいうのは野暮だと思う。フレーズ切りとった本だからね。
食事というか、つまむもの。
それを腹にたまらないとか、栄養が足りないとか言うのと同じ。

奇妙な星のおかしな街で 吉田篤弘

2022年10月29日 | 


大好きな書き手の一人。既になくなった人たちを含めても、この人の作品が一番好きかも知れない。

僕とはほぼ正反対の性格ではないかとが違う。
それ故か、すごく惹かれる。「針がとぶ」を読んで以来、ずっとファン。
15年前くらいになる。。

すごく丁寧な人だと思う、眼差しが。
そして落ち着いている。その姿勢から生まれる考察がすばらしい。

見習いたいと、この人の本を読むたびに思う。
すぐ忘れてしまうけど。

丁寧な生き方をしているのと予想している。
だけど、デザインと文筆で生きていこうとしている。
それは大胆なことだと思う。

すごいな、本当に。

マクルーハン・プレイ 中澤豊

2022年10月28日 | 


マーシャル・マクルーハンのエピソードがいくつか出てくる。
印象的なフレーズをいくつか残した人であるが、どのような状況で出てきたかがわかる。
社会的な情勢という意味ではない。論文として発表したのではなく、家に招いて議論をしていたときだったのだね。

風変わりな人だったようだ。

雑誌「ワイアード」の守護聖人だったりする。

学生のころに知って、ときどき思い出す人。

すごい左利き 加藤俊徳

2022年10月26日 | 


脳の本。左利きにもいろんなタイプがいるから、一概には言えないのではないかと思った。
さらに、左利きでなくても実践したほうがよさそうなことが勧められていたりする。

タイトルの付け方が不誠実かな、、、という印象を持った。

脚本を書くための101の習慣 - 創作の神様との付き合い方 カール・イグレシアス

2022年10月23日 | 


いくつかのトピックに対する、実在の脚本家のコメントをまとめている本。
トピックごとに分かれている。

お風呂の中で少しずつ読んだ。

心構えから、文章を書く時間、書くまでの準備などなど、具体的な話が多くて参考になる。
結局は、自分なりのやり方でやり続けるしかないんだけどね。
それでも、他人のやり方は参考になる。

たまに挿入される偉人の発言もいい。
ゲーテ、サガン、エジソン、ゴッホなど。

少しずつ頑張るしかないんだよな、と思う。

読書の方法 なにをどう読むか 吉本隆明

2022年10月23日 | 


どうして手にとったのかは覚えていない。

漱石の分析は面白いと思う。暗さと立派さ。

文明が進む方向。欲望を満たしたり、解放する方向

東京の、すくなくとも初期は薩長の田舎者が天下をとった江戸ってことになる。

そして、昔から、土着の人は、都市開発を疎ましく思う。東京オリンピックのときもそうだった。
もっともっと前からそうだろうと思う。