それが一番の問題

概要は後からついてくる

Walden and Civil Disobedience Henry David Thoreau

2008年11月08日 | 
Walden and Civil Disobedience (Penguin American Library)

Penguin USA (P)

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読みごたえがあった。
古い英語だし、複雑な文も多くて、読みづらい。それでもアイディアが大事に思えた
から読んだ。自然のdescriptionは飛ばした。静かで清らかな生活に
憧れて手にとった本じゃないから。

シャープな考察は多い。そして、ソローの政治と経済の主張は筋は通ってる、、、部分が多い。

問題は、思想として独り立ちしてないこと。
税金を払わなくて拘置所に入れられた時は、肩代わりしてもらってシャバに出た。
彼の森の中での生活も社会との接点がなければ成り立たないものだった。
つまり、社会全体に広められる生き方ではなかった。
皆がソローのようになったら社会は成り立たない。結果として、彼のように生きることが
不可能になる。
そこが弱みだと思う。ソロー自身はそんなことわかってたハズだけど。
だから積極的に自分の考えを広めようとしなかった、、、のかな。
そこは詳しく知らない。

ソローを崇拝する人がいたら、もう少し勉強した方が良い。
研究はソローの時代で完結した訳ではない。
人類がなぜアフリカからでることになったのか。どうして国家は存在するのか。
テレビ番組じゃ駄目。きちんと本を読んだ方がよい。

ソローみたいに頑固な人がいたら話してみたいけど、なかなか見つかる物ではない。
惹きつけるくらいにならないと、会えたところで歯が立たないな。

道は長い。

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