それが一番の問題

概要は後からついてくる

改訂新版 コーヒーと日本人の文化誌 メリー・ホワイト

2024年01月21日 | 


メリー・ホワイト著 有泉芙美代

P40
日本のコーヒー豆輸入量は世界で三位。

P41
コーヒーは石油についで、世界三位の貿易商品

P45
イギリスでコーヒーハウスの人気が高まった理由
コーヒー代さえ払えば、階級や地位にとらわれることなく、自由に社会的な交渉ができた。

P49
レイ・オルデンバーグ(Ray Oldenburg)
ミネソタ大学の社会学者。

Thid placeを提唱した人 in the book published in 1989年。条件は以下の通り
1)無料か低価格で利用できる
2)食べものと飲みものを入手できる
3)行きやすい場所にある
4)常連だけでなく、新しい客がいる
さらに、市民社会を活性化し、さらなるコミュニティの意識と社会的責任を担う世代を育成する、という考え方も含まれている。

P62
日本の都市空間には、その時の中心的存在といえるような公共空間はほとんど存在しない。日本の都市景観は密集した状態で発展してきたという歴史もあって、小さな空間へと向かう傾向がある。
ベネチアのサンマルコ広場、ダカールの独立広場、NYのセントラルパーク、ペンキんの天安門広場などに相当する空間が日本の都市にはない
→上野公園や日比谷公園はどうだろう??これに対する答えは↓

P63
ほとんどの日本の都市空間は、人びとに利用されることによって発展してきた。(計画的ではなく)。明治時代になってから、公園、動物園、美術館、広場、並木道がもたらされた。
表参道は1920年にシャンゼリゼ通りを参考に作られた。新宿御苑は、リージェント・パーク(英国)や幾何学式庭園(仏)を想起させるつくりになっている。
→人に使用されることによって発展してきたことは、鈴木敏夫が言う宮崎駿の建築と同じ。増築につぐ増築。で、上野・日比谷公園が該当しないのは、計画されたものでなく、そのため地域の「中心」ではないってことだと思う。強いて言えば、皇居、、くらいかな。

P102
「ベアポンド」田中勝幸
NYなどで、コーヒー豆と技術のコンサルタントとして約18年働き、その後でペアポンドを開いた。(別の本で広告代理店にいたってことも読んだ)

コーヒーとは関係ない仕事をしていたが、Counter Culture Cofee主催のバリスタやカッピングの講座に参加して、鍛錬を積んだ。
「・・・最も重要なことはパッションだ。自分を信じて、パッションを持ち続けることが何よりも大切だ。でも、たいていの人は2〜3年ていどしか維持できず、知識は増えてもパッションは消えていってしまう。


P104
ほとんどの場合、喫茶店の経営はお金にならない。地域とのつながりとか、元先生が教えるとの交流の場とか、お金儲けの手段としてでなく始めることが多い。
→「金のために働いてるってんじゃねぇんだよ」って言うなら、コーヒーの仕事をしてみろよってコトだな。

P107
南青山 蔦珈琲(閉業) 小山泰司
建築家を目指していた。カフェ・ド・ランブルで関口一郎に指導を仰いだ。
小山が建築に興味があったのは。社会的な公共空間に対する関心があったから。
公私を分けない。店が全て。
喫茶店の経営をビジネスとは捉えていない。He knows he cannot make much money that way.

P126
コーヒーも、ラーメンや家電のように、日本で変化して、世界に発信している・・・。
→これは本当なのかわからないけど、おもしろい視点だな。
「ブルーボトルは逆輸入」であることは確かだけどね。。

P148
限定的な栽培地域で生産されたコーヒー豆には国際的な需要があり、。その価値は地域性によって高められている。しかし、はたしてそうした特徴的なテロワールんで栽培された豆が消費地に運ばれる際に、生産地の実績は伝えられているのだろうか。

P148
SDGs的なコーヒー栽培が目指されてはいるが、遠い愛飲国へ運ばれる過程で、かなりの燃料が消費されている・・・コーヒーカップの中には、世界規模のジレンマが存在していると言える。

P149
三大消費国(アメリカ・ドイツ・日本)の中で、日本のコーヒーは最も濃い。国内でも差があり、大阪→名古屋→東京と、味が薄くなっていく。

P167
欧米、特にアメリカのカフェに関する研究では、孤立しやすい都会の中でつながりを持てる交流の場として、カフェの社会的側面に重点を置いている。一方、日本では、交流の場であることもあるが、一人になる為の場所でもある。

P178
下町の喫茶店は一人になるところ、山の手のそれは交流を求める社交の場

P186
喫茶店の数
1960年代半ば、2,700店。1980年代、158,000店。2008年、8,300店くらい。
増えて、減った。でも1960年代よりは今も多いか。

P189
中立的な集合場。村人だけでなく、村の外の人が自由に出入りできる唯一の場所

P199
「場所」のあり方は「空間」の使い方によって形づくられる。

P201
都市の遊歩者(フラヌール)→フラヌール。使おう。この言葉。

P218
今日の「スペシャルティ」には、日本影響が濃い。
ハリオやカリタなどのブランド
→これって、本当に日本の製造業(ソニーとかトヨタとか)と同じ感じがするよね。Why Japanese productsとは思う。コーヒーに限った話ではないけど。

P220
スタバやブルーボトルなどの日本進出は、新しい顧客層を開拓した。→ビビるこたぁねぇってことだ。受け入れろ。来るものは来る。相手してやればいい。

P221
スタバはテイクアイトをひろめた。
→ドトールはやってたんじゃないかなぁ。。

P223
「オニバス」というコーヒー屋。中目黒。
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学びとは何か――〈探究人〉になるために 今井むつみ

2024年01月14日 | 


入浴しながらskimmingをした。

子供の教育に関する記述が多かった気がする。

ドネルケバブの例が分かりやすかった。

知識は事実ではない。客観的事実など存在しない。

自分の頭で考えるのだ。知識は常に変化するもの。
知識は自分で発見するものであり、使うことで身体の一部にするのだ。
システムの一部であり、システムとともにどんどん変化してくのだ。
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