それが一番の問題

概要は後からついてくる

コーヒーについてぼくと詩が語ること 小山伸二

2024年03月31日 | 


良書。タイトル通り。

コーヒーと詩が好きならば楽しめると思う。

詩もたくさん出てくるし、文化的な背景も詳しく書かれている。

Standartがスロバキア発祥の雑誌だとは知らなかったぜ。

スーフィの祈り。

コーヒーがもたらす覚醒。

公平な議論の場として機能したコーヒーハウス。

嗜好品であること。

哲学との相性。

やっぱり好きだな。

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改訂新版 コーヒーと日本人の文化誌 メリー・ホワイト

2024年01月21日 | 


メリー・ホワイト著 有泉芙美代

P40
日本のコーヒー豆輸入量は世界で三位。

P41
コーヒーは石油についで、世界三位の貿易商品

P45
イギリスでコーヒーハウスの人気が高まった理由
コーヒー代さえ払えば、階級や地位にとらわれることなく、自由に社会的な交渉ができた。

P49
レイ・オルデンバーグ(Ray Oldenburg)
ミネソタ大学の社会学者。

Thid placeを提唱した人 in the book published in 1989年。条件は以下の通り
1)無料か低価格で利用できる
2)食べものと飲みものを入手できる
3)行きやすい場所にある
4)常連だけでなく、新しい客がいる
さらに、市民社会を活性化し、さらなるコミュニティの意識と社会的責任を担う世代を育成する、という考え方も含まれている。

P62
日本の都市空間には、その時の中心的存在といえるような公共空間はほとんど存在しない。日本の都市景観は密集した状態で発展してきたという歴史もあって、小さな空間へと向かう傾向がある。
ベネチアのサンマルコ広場、ダカールの独立広場、NYのセントラルパーク、ペンキんの天安門広場などに相当する空間が日本の都市にはない
→上野公園や日比谷公園はどうだろう??これに対する答えは↓

P63
ほとんどの日本の都市空間は、人びとに利用されることによって発展してきた。(計画的ではなく)。明治時代になってから、公園、動物園、美術館、広場、並木道がもたらされた。
表参道は1920年にシャンゼリゼ通りを参考に作られた。新宿御苑は、リージェント・パーク(英国)や幾何学式庭園(仏)を想起させるつくりになっている。
→人に使用されることによって発展してきたことは、鈴木敏夫が言う宮崎駿の建築と同じ。増築につぐ増築。で、上野・日比谷公園が該当しないのは、計画されたものでなく、そのため地域の「中心」ではないってことだと思う。強いて言えば、皇居、、くらいかな。

P102
「ベアポンド」田中勝幸
NYなどで、コーヒー豆と技術のコンサルタントとして約18年働き、その後でペアポンドを開いた。(別の本で広告代理店にいたってことも読んだ)

コーヒーとは関係ない仕事をしていたが、Counter Culture Cofee主催のバリスタやカッピングの講座に参加して、鍛錬を積んだ。
「・・・最も重要なことはパッションだ。自分を信じて、パッションを持ち続けることが何よりも大切だ。でも、たいていの人は2〜3年ていどしか維持できず、知識は増えてもパッションは消えていってしまう。


P104
ほとんどの場合、喫茶店の経営はお金にならない。地域とのつながりとか、元先生が教えるとの交流の場とか、お金儲けの手段としてでなく始めることが多い。
→「金のために働いてるってんじゃねぇんだよ」って言うなら、コーヒーの仕事をしてみろよってコトだな。

P107
南青山 蔦珈琲(閉業) 小山泰司
建築家を目指していた。カフェ・ド・ランブルで関口一郎に指導を仰いだ。
小山が建築に興味があったのは。社会的な公共空間に対する関心があったから。
公私を分けない。店が全て。
喫茶店の経営をビジネスとは捉えていない。He knows he cannot make much money that way.

P126
コーヒーも、ラーメンや家電のように、日本で変化して、世界に発信している・・・。
→これは本当なのかわからないけど、おもしろい視点だな。
「ブルーボトルは逆輸入」であることは確かだけどね。。

P148
限定的な栽培地域で生産されたコーヒー豆には国際的な需要があり、。その価値は地域性によって高められている。しかし、はたしてそうした特徴的なテロワールんで栽培された豆が消費地に運ばれる際に、生産地の実績は伝えられているのだろうか。

P148
SDGs的なコーヒー栽培が目指されてはいるが、遠い愛飲国へ運ばれる過程で、かなりの燃料が消費されている・・・コーヒーカップの中には、世界規模のジレンマが存在していると言える。

P149
三大消費国(アメリカ・ドイツ・日本)の中で、日本のコーヒーは最も濃い。国内でも差があり、大阪→名古屋→東京と、味が薄くなっていく。

P167
欧米、特にアメリカのカフェに関する研究では、孤立しやすい都会の中でつながりを持てる交流の場として、カフェの社会的側面に重点を置いている。一方、日本では、交流の場であることもあるが、一人になる為の場所でもある。

P178
下町の喫茶店は一人になるところ、山の手のそれは交流を求める社交の場

P186
喫茶店の数
1960年代半ば、2,700店。1980年代、158,000店。2008年、8,300店くらい。
増えて、減った。でも1960年代よりは今も多いか。

P189
中立的な集合場。村人だけでなく、村の外の人が自由に出入りできる唯一の場所

P199
「場所」のあり方は「空間」の使い方によって形づくられる。

P201
都市の遊歩者(フラヌール)→フラヌール。使おう。この言葉。

P218
今日の「スペシャルティ」には、日本影響が濃い。
ハリオやカリタなどのブランド
→これって、本当に日本の製造業(ソニーとかトヨタとか)と同じ感じがするよね。Why Japanese productsとは思う。コーヒーに限った話ではないけど。

P220
スタバやブルーボトルなどの日本進出は、新しい顧客層を開拓した。→ビビるこたぁねぇってことだ。受け入れろ。来るものは来る。相手してやればいい。

P221
スタバはテイクアイトをひろめた。
→ドトールはやってたんじゃないかなぁ。。

P223
「オニバス」というコーヒー屋。中目黒。
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学びとは何か――〈探究人〉になるために 今井むつみ

2024年01月14日 | 


入浴しながらskimmingをした。

子供の教育に関する記述が多かった気がする。

ドネルケバブの例が分かりやすかった。

知識は事実ではない。客観的事実など存在しない。

自分の頭で考えるのだ。知識は常に変化するもの。
知識は自分で発見するものであり、使うことで身体の一部にするのだ。
システムの一部であり、システムとともにどんどん変化してくのだ。
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坂本図書 坂本龍一

2023年10月22日 | 
坂本龍一が何に興味を抱いていたのか垣間みることができる。
宇宙、人類、人間。、、、みんな同じか。

対談も収録されている。
安彦良和(漫画家)と鈴木正文(編集者)。

音楽と本にたくさん触れて過ごす人生はいいね。
福岡伸一さんとは、NHKの「スイッチ」でも対談していた。

仕事に追われて、人生すり減らしてる場合じゃないな、本当に。

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Nas Illmatic マシュー・ガスタイガー 押野素子

2023年10月15日 | 


歴史的名盤について書かれた本。
デビュー前から評判になるほどの逸材だったことがよくわかる。

曲の内容についての理解が深まると思う。
Nasその人の話もあるけど。

僕はHip Hopには興味がなかったけど、
Netflixのシリーズ「Ozark」で聴いたとき、
「なんだこれは?」となんだか気になった。

僕の中で素養というか、
準備ができていたのかも知れないけど、
やっぱり超名盤と言われるだけあって、
心にグッと響いた。
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クリエイティブと日課 KEEP GOING オースティン クレオン

2023年09月24日 | 


僕は好き、この本。
たまに読み直したいと思う。
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ジブリの文学 鈴木敏夫

2023年07月22日 | 


二日酔いの中、布団と風呂の中で読んだ。

ラジオ番組「ジブリ汗まみれ」でよく耳にした
氏家さんという人が怖い人だったということを
この本を読んで初めて知った。

読み飛ばした。。
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もっと自由に働きたい とことん自分に正直に生きろ。 家入一真

2023年07月20日 | 


どこで知ったのだろう?
覚えていない。
二日酔いの朝に、積読の中から出して、
お風呂に浸かりながら読んだ。

タイトルが全て。

著者が引きこもりをしていた人だからか、
非常に説得力がある。

手がけている事業は
確実に自分の得意、好き、
または関心がある分野である。
しっかり自分を見つめているよね。

勇気をくれる本。

どんな世代の人が読んでもいいと思う。
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22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 成田悠輔

2023年07月19日 | 


成田さんがYouTubeチャンネルやテレビ番組は
なるべく観るようにしている。2021年末くらいからかな。

民主主義や資本主義についての
YouTubeやテレビでの発言が、
それが書籍にまとめられている印象。

もう少し生きてみて、この先どうなるのか
見てみたい気持ちにもなった。

考える、研究するってのは
おもしろいな、と思わせてくれる。

成田さんの発言や文章は
プロの料理人やアスリートの動きが
華麗に見えるように、美しくみえる。
無駄がないから、かな。
飛行機や銃のように、機能美というか、
その類の印象を受ける。

頭が良い人なんだな、、、と思う。
僕も勉強しよう。
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アンビエント・ドライヴァー 細野晴臣

2023年07月17日 | 


はっぴぃえんどとYMOのベーシスト。
実はソロ名義の楽曲はあまり知らないが、
存在感がなんとなく好き。

デイジーホリデー(https://www.interfm.co.jp/holiday/)という
ラジオ番組もたまに聴いている。
大竹伸朗さんを迎えた回を聴いた細野さんのファンらしい。

細野さんのなんというか、
達観した感じが素敵だと思う。

この本を読んでいると、(当たり前だけど)
さまざまな苦労を重ねてきたことがよくわかる。
苦労話としては書かれていないけど、
「裏をかえせば」というか、背景として伝わってくる。

カルロス・カスタネダについても触れらている。

最近、僕は不思議なシンクロに気が付くことが多い。
スピリチュアルという言葉は使いたくないけれど、
他に言葉が見つからない。不思議なことは確かにある。そう思う。

細野さんの音楽を聴いてみようと思う。
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イクストランへの旅(新装版) カルロス・カスタネダ 真崎義博

2023年07月17日 | 


非常に面白く、ゆっくり、じっくり読んだ。
人類学者が書いた本なので、民族誌的な内容だと思ったのだが。。。
内容があまりにドラマチックなので、これは創作ではないかと思った。

調べた。

創作と考えて良さそうだ。

英語版のwiikipediaを参照した↓
Wikipediahttps://en.wikipedia.org/wiki/Carlos_Castaneda

BBCのドキュメンタリーでもそう言われている↓
https://www.youtube.com/watch?v=PvzLKusEz8A

細野晴臣は、「真実」が書かれているとわかったので、
「事実」かどうかはどうでもよくなったらしい。
そういう捉え方もある。

メキシコで時間を過ごしたのは事実だしね。

フィクションとして書かれた本ならば構わないけど、
一連のDon Juanとのインタビューで博士号をとったと
BBCのドキュメンタリーを観て知った。
それってやっぱりダメだと思う。
意識して欺いたのだから。。

ということで、最後の章はサーっと目を通すだけにした。

ただ、創作であろうと、参考にしたい考えかたはある。
戦士のありかた、とかね。
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メビウス博士とジル氏 二人の漫画家が語る創作の秘密

2023年07月16日 | 


宮崎駿関係の書物で知った人。
作品はあまり読んだことないけど、
気になっていた人物。

作品のモチーフが比較的実体験に基づいていることがあるとわかった。
やはり自分の中にあるものなんだよね。

コミューン生活をしたり、
思い切って行動した人だということもわかった。
それでも描き続けた。稼ぎ続けた。
お金は要らないなんてことも言わない。

なんだろう、すごく腑に落ちる内容だった。

突出した作品を残したかも知れないけど、
一生懸命、失敗もしながら生きた人なんだな。。
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7つの習慣 スティーブン・R.コヴィー

2023年07月14日 | 


自己啓発のバイブル的な本なのかな。
過去に読んだ本の内容がこの本の中に多く見つかった。
この本は古いので、僕が読んできた本の原典がこれだったってことだと思う。

著者はモルモン教徒らしい。
どことなく宗教の感じがする。
僕は苦手だけど、本の本質とは無関係。

良書だと思う。
長く売れ続けている本には理由があるね。
その理由がよくわかった。読んでみてよかった。
毎日の生活に取り入れていきたい。
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小説家としての生き方 100箇条 吉本ばなな

2023年07月13日 | 


好き。

少しずつでもいいから、しっかりと進むしかない。
身の回りを整頓し、ときには大胆に。

僕も頑張り続けようと思った。
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それでも日々はつづくから 燃え殻

2023年07月13日 | 


好きな作家の一人。

エッセイらしいエッセイ。
日常で気がついたり、きになったりしたことに
ささやかなツッコミが入っていたり。。

思い出した話がかいてあったり。

なんとなーく、ゆっくりと読むとよいのかな。
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