それが一番の問題

概要は後からついてくる

コーヒーハンター 幻のブルボン・ポワントゥ復活 川島良彰

2011年04月27日 | 
コーヒーハンター―幻のブルボン・ポワントゥ復活
クリエーター情報なし
平凡社



すごい人。テレビでコーヒー豆をワインボトルに入れて売っている場面を見た事があるが、この方だな。

歴史から消えていたコーヒーを復活させた話が後半にあり、本書の副題にもなっている。
会社やレユニオン島の人々を巻き込んだプロジェクト。
相当な重圧を感じたろうと思う。特に味を確かめるまでは。
やり遂げることができたのは、コーヒーに対する情熱が故であるように読めた。

ブルボン・ポワントゥの話には、夢があり、島興しにもつながっていて素晴らしいが、そこへ辿り着くまでの人生も同じくらい興味深い。
エルサルバドルに留学中は、当時世界トップクラスのコーヒー研究所(そうとは知らずにだが)へ通いつめ、教えを請い、内戦が激しくなって流れ弾に当たりかけ、LAへ疎開(LAも危険だと思うが)し、タコス屋でアルバイト、両親に勘当されたり、、、全ては自分の信じたことを続けるため。

プロ、だな。
コーヒー屋の息子という生まれも多少は関係していると思うが、それは土台で、後は自身の意志と情熱。
天職についた人、というところか。
苦労は絶えないだろうが、そこを見せないところがまたプロなのかな、と思う。
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ソーシャル・ネットワーク デヴィッド・フィンチャ

2011年04月21日 | 映画
ソーシャル・ネットワーク 【デラックス・コレクターズ・エディション】(2枚組) [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


フェイスブックに関して起こった訴訟のシーンを交えつつ、同サイトがどのようにスタートしたのかを描いている。

David Fincherの映画にしては、あまり強いインパクトを受けなかった。
セブンやファイト・クラブはスゴい衝撃だったが、、、。
退屈を感じるようなことはなかったけど。

マーク・ザッカーバーグに関する本を最近読んだばかりだから、ストーリー展開がわかってしまったのが良くなかったのか。

僕が若過ぎるのか。

違うなぁ。

登場人物の誰にも憧れを抱けなかった、、、からかな。

まぁ、こうゆう作品もある。
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Gnarls Barkley "The Odd Couple"

2011年04月20日 | 音楽
ザ・オッド・カップル
クリエーター情報なし
Warner Music Japan =music=


ジャケットが気になってCD購入。
気に入った。

あまり聞かないジャンルだが耳にすんなり入る。

いい感じ。一日中ループ再生。

ググってみたら、大御所的な人たちのユニットでした。
No Wonder.

どこかにブルースな感じがある。
僕はきっとそこに惹かれてる。
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袋小路の男 絲山秋子

2011年04月19日 | 小説
袋小路の男 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


多くの人に共感されているようだ。
みんなこの感じを持っているのか。
意外でもあり、当たり前にも思える。
僕はこの感じが好き。

女性がストーリー・テラーだが、男性の僕でも理解できるこの話。
この話の女の気持ちも、男の気持ちも、両方わかる。

どうしても好きな人、あわなくなってもずっと思う人、会える機会があれば最大限の努力をして会いたいひと。
みんなの中にそうゆう人がいるものだ。

そんな関係は壊してしまうべきかも知れないが、壊れない、薄れることもない、この感じ。

どこに持って行けば良いのか。

適度な距離を探り続けるのかな。

こうゆう人がいると、結婚しても、夫ではない自分を持ち続けることができると思う。
それはきっと良いことだ。
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フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

2011年04月18日 | 
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
クリエーター情報なし
日経BP社


フェイスブックが大学の寮からスタートした時から2010年までの軌跡を綴っている。

さまざなな人が絡み合って成長してきたことがわかる。
1人で出来ることは限られている。

大きな失敗をしてきたこともわかる。
失敗がないということは、ただアイドリングしているということだ。

始めの7割は非常に内容が濃く、展開が早い。
映画を観ているような展開。
本書の最後の方は、年表にすれば済むだと感じたので飛ばした。

読了後に感じたのは、もっと自由に考えるべきだということ。

Fuck 前例。
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田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる! 絶対こうなる!日本経済

2011年04月17日 | 
田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる! 絶対こうなる!日本経済
クリエーター情報なし
アスコム


竹中平蔵と榊原英資の対談。

感想:言うがやすし。

民主党政権に、経済の中長期的展望が無いということだけ心に残った。
この2人が言うのだから間違いないと思う。

それってマズくないのか、それとも国家とてそんなモノなのか。
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キルリアン 藤沢周

2011年04月16日 | 小説
キルリアン
クリエーター情報なし
新潮社


「箱崎ジャンクション」のような、現代社会から脱落して大人の男の苛立ちや焦りが書かれていることを期待した。

本作品にもそれが描かれていると思うが、使われいる言葉が僕には難し過ぎる。

話の進展を待てずに途中でやめた。

僕はまだ若過ぎるのか。
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7 Khoon Maaf

2011年04月15日 | 映画
プリヤンカ・チョプラ主演の映画。
友人と半ば無理矢理鑑賞。

色んなプリヤンカが見られる。
ファン必見。

僕は、異文化に触れた感じがした。
良いのか悪いのかはジャッジできない。

好きか嫌いかと訊かれれば、あまり好きでない。
ストーリーがイマイチ。2時間20分越えの映画にしては、ストーリーが単調。
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Just Do It ジャスト・ドゥ・イット―ナイキ物語

2011年04月11日 | 
ジャスト・ドゥ・イット―ナイキ物語
クリエーター情報なし
早川書房


おもしろい情報はあるのだろうが、読みずらい。
翻訳のせいではない。本の構成そのもの。

場所ごとにまとているが、なにが良いたいのかわからないし、時間は前後するし、で読む人の気持ちを考えていない。

オレゴン本社のつくりや創業者のフィル・ナイトは相当に変わった人だろうし、もっと知りたいが、構成がひどずすぎてとても読んでられない。
こんなバラバラの情報をあさるなら、ネットで充分。

おしらく、パソコンのワープロソフトで大量に打ち込んだが、編集に充分な時間をさけなかったのだろう。
ネタはたくさんあると見受けられるだけにもったいない。

途中でやめた。
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アマゾン・ドット・コムの光と影 横田増生

2011年04月10日 | 
アマゾン・ドット・コムの光と影
クリエーター情報なし
情報センター出版局


アルバイトに関する批判は的を得ていないと思う。
どこも同じ。アマゾンが特別悪いのではない。
外食でも軽作業でもどこでも同じこと。
昼メシもしかり。正社員だってカップ麺ですます。
お金などないのが普通だ。

書物の流通についての説明はおもしろかった。
返品率や掛け率など。

アマゾンは黒船であることに変わりはないが、責めるわけにはいかない。
アマゾンが生む弊害は、ITの進歩に伴うもので、アマゾンがやらなければ他の企業がやるだけだから。

アマゾンの武器は便利さと安心、だと思う。
そこについて、アマゾンは極めてうまくやっている。

ルポならば、もっとツッこんだ情報が欲しかった。
アルバイトの状況については拍子抜けしたのかな。
さほどヒドくないし、雇われている側も醒めているし。

現代日本とはこうゆうものだ。
他の国のアマゾンのアルバイトについては詳しくしらないが、昔見たドキュメンタリーでは、自由な職場として描かれていた。

他の国のアマゾンとの比較があっても面白かったかも。
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ラルフ・ローレン物語

2011年04月09日 | 
ラルフ・ローレン物語
クリエーター情報なし
集英社


高校時代は、ポロのマークが入った紺のベストを着ていた。
偽物だったと思うけど。

大学時代、ポロのマークが入った紺のバスタオルを使っていた。
同時に買った他のタオルよりも肌触りがよく、色も褪せることがなかった。

そのブランドを始めた人、ラルフ・ローレン。

ブロンクスに生まれる。ローレンと言う名前は、生まれた後に変わったそうだ。
家はユダヤ教。父は、ペンキ塗り/壁画職人。
ラフルの美的センスの源泉には、この父の影響がある。

ネクタイを売る事から始めた。
自分が良いと思うものを信じる、細部にまでこだわる。
質を追求する。本業を深化させる。

スタイルは見事だが、舞台裏のゴタゴタ。
例えば、ディトリビューターとの関係。
特に、売れる前と売れた後での関係の変化、変わろうとするブランドとその邪魔にな既存販
売網。

独占販売権を買い戻すためにできる多額の借金。

広告は打ったが納品が間に合わない。

香水を納品したがビンの形が、実用に耐えないなど、舞台裏での苦労は数知れない。

この本の装丁はとてもキレイ。
とくに、ヒモしおりの青はとてもキレイで、ラルフ・ローレンのセンスを感じた。

ライセンス契約、香水、ある程度まで行くと、売り上げは累乗算で増えてく。
そして、そこまで行くと、本人にとってお金はそう大した問題ではなくなる。

強く感じたのは、失敗しないと成功はないね。
そして、自分の信じたことが認められなくても、めげない事、気にしない事。
そうなれるまで自分の仕事に打ち込み事。
そうすれば、壁にぶつかっても目をそらさずにいられる。
そうすれば、失敗を踏み台にできる。
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インドで考えたこと 堀田善衛

2011年04月03日 | 
インドで考えたこと (岩波新書)
クリエーター情報なし
岩波書店


宮崎駿が好きだと言っていた作家、堀田善衛。

インドでの作家会議に参加した経験から、日本と比較する新しい対象ができて、そこから文明について考えている。

漱石が書いた文明化の副作用について触れ、さらに近代以前の日本と現代日本の間での流れの断絶についての述べている。
良くわかる。

西洋社会を模範にしつづける限り、日本には必ず空虚さ、劣等感がつきまとう。
かといって、古来日本が文化を輸入してきた中国、韓国が手本になる時代でもない。

日本は、自分の足で立つ時が来たのだ、と考えさせられた。
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