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それが一番の問題

概要は後からついてくる

わたくし率イン歯ー、または世界 川上 未映子 講談社

2009年01月06日 | 小説
わたくし率イン歯ー、または世界
川上 未映子
講談社

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この発想は、カフカの短編くらい奇抜だと思う。
自分の読書経験が乏しいだけかも知れないけど。

それと、文体。「乳と卵」の前に書いた作品ってことが良くわかる。
「乳と卵」の文の方が読みやすくなってる。

「乳と卵」はジェンダーが強く、「わたくし率イン歯ー、または世界」は普遍的なテーマ。

主人公がブスだと明かしてしまう所が凄いと思った。

外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか ダイヤモンド社

2009年01月04日 | 
外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

ダイヤモンド社

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講演をする人には重宝しそうなフレーズが沢山出てくる。

社会人になってからの時間に焦点が当てられている。または就職直前。

少年時代とか両親の話にも興味があったので少し残念。
一般読者から夢を奪わない為にあえて載せなかったのかな?

面接の時に特に注意を払う点が、どこでも似ていることが面白いと思った。

ひょうひょうと話をしてるけど、かなり厳しい人物だったりするはず。
それが伝わって来るような内容だともっと良かったと思う。

すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい 蟹瀬誠一&「知的生産」向上委員会 三笠書房

2009年01月04日 | 
すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい
蟹瀬誠一&「知的生産」向上委員会
三笠書房

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今年から手帳を持つ必要があるので手に取った。
タイトルと内容は見事なほど一致しない。

実用的なテクニックはほとんど記されていない。
著者と面識がない僕にとって、彼の好みに大した興味はない。

結局、いろいろな人がいろいろなスタイルで時間や人生の管理をしてる。
本を一冊読んで全てを管理しようとする自分が甘い。

ただ、具体な事柄に悩んでいる人にとっては、次の一手を決める為に役に立つかも。

僕はしばらく試行錯誤して自分のスタイルを見つけるしかないみたい。 

Pressure makes diamonds.
イイ言葉だと思ったけど、プレッシャーに勝てない人が大半なんだな。大半の
人は安定を好む。それは動物としては全然悪いことじゃない、と思うんだよね。

つまり、ポジティブメッセージが多い。
手帳というアイテムを使った自己啓発書にも思える。

自分次第。

でも、手帳で人生が薔薇色になると思いこむと、ショーペンハウアーの言う幻滅
に出会うことになる。

それだけは覚えておく。

幸福について―人生論 (新潮文庫) ショーペンハウアー,橋本 文夫

2009年01月03日 | 
幸福について―人生論 (新潮文庫)
ショーペンハウアー,橋本 文夫
新潮社

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ただ自分の生き方を弁護しているだけに思われる。
僕が学者の言うことを信じなくなっただけかな。

自己分析の重要さを説いていることには驚いた。
筒井康隆もそう言ってたな、「着想の技術」で。

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫) 寺山 修司 角川書店

2009年01月03日 | 
書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)
寺山 修司
角川書店

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古い、と感じた。

自殺についての考えは、僕にとって新しかった。

一点豪華主義には賛同しかねる。

文章から寂しさがにじみ出てると思う。それは、書き手が自分の主張に充分な自信を持てていないから。
だから他の作品を見てみようとは思わなかった。