それが一番の問題

概要は後からついてくる

県庁の星 桂 望実

2010年10月20日 | 小説
県庁の星 (幻冬舎文庫)
桂 望実
幻冬舎


前例踏襲ってやっぱ楽だけどつまんないよね。
オグルビーも言ってたな、昨日言ったことなど関係ないと。

人にはそれぞれ事情がある。
それがわからないのは、大抵の人が自分のことで手一杯だから。

自分が変わればみんな変わる。

そんな当たり前だけど大切なことをしっかりリマインドしてくれる素敵な小説。

県庁さんと二宮さんの視点の書き分けも読みやすい。
心の中での突っ込みが簡潔・的確で共感できる。

金曜日の夜から読みはじめて、土曜日の午前中に読了。
長さも手軽で良い。

このうゆう小説は好きです。
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トゥルー・ストーリーズ ポール オースター

2010年10月18日 | 小説
トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)
ポール オースター
新潮社


個人事業主ってのは、大変なのだ。
サラリーマンも大変だが危機感では事業主にはかなうまい。

「その日暮らし」を読んでいて、水木しげるの自伝を思い出した。

僕は空調が効いた部屋でページをめくっていたが。

今の僕にとって一番恐いのは、つまらない現実に慣れてしまうことだ。
この本は、その意味において優れたリマインダー。

お人好しで生きていても、いざというとき上司は助けてくれない。
そこを勘違いしないように毎日を生きよう。
それは、回りの人に迷惑をかけるどころか、お互いにとって有益な姿勢であるはずだ。
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半島を出よ 村上 龍

2010年10月17日 | 小説
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎


久々に文字数が多い小説を読んだ。

「ネット脳」といって、長時間集中できなくなったのではないかと恐れていたが大丈夫だった。
おもしろければ読めるね、今のところ。

どれだけ現実的にあり得る設定かは知らんが、大きな違和感は感じなかった。
それどころか、現実に起こったところを空想するとワクワクした。
不謹慎だと言う人もいるだろうが事実は事実。
僕が退屈しているだとか、未来が明るくないだとかそんなことじゃなくて、
非日常とは、自分が直接被害を受けない限り人をワクワクさせるものだ。

「自分には書けない」と思った。当たり前だ。
村上龍が10年ほど考え続け、取材を重ねて書いたのだ。
素人に書けそうな気がしてたまるか。

もっと村上龍の文章が読みたくなった。

日本の国力は衰退するだろう。
その中でも幸福を感じられる人間でありたい。
ならば、幸福を経済的だけで判断しないことだ。
両親を含めた回りと自分を比べないことだ。
そのためには、己を知ることだ。
己を知るとは、つまり他を多く知ることだ。
それでいて比較をしないこと。
矛盾に聞こえるかもしれないが、それしかないだろう。
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これが私の優しさです 谷川 俊太郎

2010年10月16日 | 
これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)
谷川 俊太郎
集英社


「20億光年の孤独」と「コップへの不可能な接近」はノートに書き写すほど感心した。
著者が若かった頃の作品で、当時の彼は今の僕より歳下ということもあって、青臭く感じた作品もあったが。

たまには、ゆっくり詩を読む心を持ち続けたい、
などと月並みなことを思う。
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Pelikan Royal Blue 万年筆用ボトルインク4001/76【ロイヤルブルー】

2010年10月16日 | 文房具
万年筆用ボトルインク4001/76【ロイヤルブルー】 583114240
Pelikan/ペリカン
Pelikan/ペリカン


伊東屋で買ったインク。
乾燥後の青が一番鮮やかに見えたことが決定打。

万年筆のインクは、メーカーの相性と考慮しないとペン先がいたむと聞いたが、半年使用時点で問題なし。
万年筆は、パーカーのソネット。

書き心地は紙に依存する割合の方が高いと感じる。

大満足。
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観光立国マーケティング発想のコツ―村おこし町づくり地域活性化のヒント 石田 順一

2010年10月15日 | 
観光立国マーケティング発想のコツ―村おこし町づくり地域活性化のヒント
石田 順一
JDC出版


キーワードが拾える。
意識があれば、掘り下げることができる。

考えが生きず待っている場合には力になるかも知れないが、手取り足取り教えてくれる本ではない。

行き詰まったらもう一度この本を開こう。
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へらへらぼっちゃん 町田 康

2010年10月14日 | 
へらへらぼっちゃん (講談社文庫)
町田 康
講談社


楽な人生などないっ!
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