世界屠畜紀行内澤 旬子解放出版社このアイテムの詳細を見る |
すごい人だ。
度胸と着眼点と行動力と着眼点と文章力とイラスト。
写真や映像に収めることは難しい屠畜の現場で、イラストが役に立つ。
理想的。(実際の作業はかなりの重労働だったみたいだけど)。
文章による描写が、僕にはボリュームがありすぎた。
途中からは文化的なこと政治的なこと以外は飛ばし気味になった。(内澤さんごゴメンナサイ。)それでも、読み応えありすぎ。体当たりで得た情報だもん。
屠畜の作業と同じ、この作品も血と汗の結晶だと思う。
屠畜に関わる人への差別は宗教から来てる。これが一番勉強になった。
儲かる仕事の国もあれば、モテる国もあるし、日常である国もある。
当たり前だけど、新鮮に感じた。東京は、屠畜のことは頭に浮かばないようにできてるからかな。
それにしても尊敬するな。ジャーナリスト兼研究者。
そして、インテリを気取る風でもない。
一番かっこいい。
そういえば、島田雅彦さんの新聞小説にイラスト載せてるってな。
わかる気がする。
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