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優男は泣き喚かない。

2021年03月22日 | シリアス
【昔の日本の、な】

【優男】やさ-おとこ

風姿の優美な男。やさがたの男。


「筋骨隆々な男らしさを賛美する国が多い中、ここはジャニーズが天下をとる可愛い大国ジャパアアン!!」

とよく言われていた。

かわいらしく童顔な痩せた殿方を好む文化…あるよね~。

美少年な国宝・阿修羅像からも察するに昔からその傾向はあったのだろうけど、それでも

「男らしさ賛美文化」

って凄まじかったらしく、私の祖父など苦労をずいぶんしたようだった。

祖父は際立った美形でもキュートフェイスでもなかったが、とてもとても痩せていて小さく、何より女子力が高いフェミニンな人だったのだ。

うちの祖父の話はさておき。

戦争を経験した殿方からよく聞いたことなのだが、

「女性のように痩せて美しい男ほど、冷静で根性があって弱音を吐かず、戦場ですごかった」

んですって。

元・特攻隊員だった殿方たちの話も聞いたことあるが、あんな仕事恐ろしすぎて泣き出したり足がすくんで特攻できない兵士はたくさんいたらしい。

そりゃそうだよね、あまりに辛く過酷な任務だもの。

美しくフェミニンな雰囲気をもつ優男たちは当時けして“カースト上位者”ではなく、男社会で虐げられることも多かった。

でもそんな優男たちは

「ほら、飛び降りろ!!」

というあの場面で

「散歩にでもいくような感じに、軽く、なんでもないことみたいに、行ってきますって特攻した。

 彼らをいじって笑い者したような男らしい兵士が怖くて飛び込めないのに」


だったんだって。

で、話してくれた殿方によれば

「あああいう奴の生存率は異常に高かった」

のだそうだ。

似たような話を本当にたくさんの殿方から聞いた。

地獄を生きた彼らに平和な時代に生まれた私ごときがどうこう書くのはどうなのとも思うんだが…書くね。

私は、優男たちが強い精神力をもっていたとしたら、それは当時の社会で虐げられ叩かれたせいに他ならないと思うのだ。

強くなるしかなかった。

強くなれるフェミニンな男の子は生き残り、そうじゃない男の子は生き残れなかったんじゃないだろうか。


これは女性の話になるが、清楚可憐な乙女から可愛いおばあちゃんになったようなやさしーくかよわーく見えるけれどメンタルが強い、とある大先輩レディーが

「私を痛めつけた奴らをゆるしはしない。

 でも、甘やかされた人がどんどんダメになっていくのを嫌ってほど見てきたから、甘やかされるよりは虐げられる方がマシなの。

 私はまだマシ、実力をつけられたから」

と語っていたことがあってね。

優しい、かわいい、美しい…戦争や極限状況では真っ先に踏みつけにされる特性を強く持つ人って強くなきゃ生き残れなかったんじゃないかと感じたのだ。

私の祖父も美しくはなかったが(すまん)弱々しく見せて実に図々しく強い部分も持っていて、それは彼の耐えた苦労が育てたものだったのだろうな。

生き残った強い人、そうなれなかった優しい人。

どっちの人生も想像すると切なくなるね。






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