参考館には猫が沢山います。
今年の2月の手帳を見ると「益子参考館は2月いっぱい休み」と書いてあった。浜田庄司ゆかりの益子の参考館には以前から行こうと思い続けていたのだけれど、漸く行くことができた。新幹線に乗り、電車を乗り継いで2時間ほどで益子に着いた。着いてしまえば案外近いということがわかるが、近いところほど案外遠いものだというのは全く言い訳にしかならない。閑散とした駅前にある観光協会で自転車を借りて街に向けて走りだす。
街中から外れたところにある工房に向けて走る。電動アシスト自転車というものに初めて乗ったがなかなか快適だ。いつも乗っている自転車と要領が違うのもまた良いものだ。田舎の整備された道をゆっくりと行く。本当に閑散としている、こういうところも良いなあと思うのは便利なところに住んでいるものの軽はずみな物言いになってしまうのだろうか。電動のアシストで快適に坂道を登っていくと工房がある、アトリエとスタジオを見せてもらいながら犬をいじくって、話をする。都会から移住して焼き物作りをしているという。うらやましくなるような環境。駅から自転車でやってきたことを伝えると驚かれた、どうも自転車でくるような場所ではなかったようだ。小さな皿を2枚ほど買う。
中心から大きく外れた工房から益子の街へもどる。途中にSTERNETというカフェにて昼食をとってから参考館へ。浜田庄司が参考にした品々とその作品が住居とともにあることから「参考館」。世界中の品々が並ぶまさに浜田庄司コレクション。布に装飾品、玩具に日用品と幅の広いセレクション。見終えた後に近くの古道具屋でレコードを買ってしまうような人には決して真似できません。
かつて社員旅行で来たことのある益子焼共販センターに寄りながら家にある自作の益子焼の小鉢を思い出す。面取りがうまくいっていないけれども案外使い勝手がよいので何かと使い続けている。時間が無いので陶芸体験もしなければ、益子焼の横で韓国海苔を売っているような売店にも魅力的なものは無いので「今日の買い物」でも紹介されている浜田庄司も大好きだったという赤羽まんぢうを買って駅に向かう。店のテーブルにも「今日の買い物」が付箋つきで置いてある、きっと私のような者が他にも沢山まんぢうを買っていくのだろう。結局11時から4時過ぎまでの5時間、益子の街を自転車でぐるっとまわり、手許に残ったのは数枚の皿とまんじゅう、そしてレコード。最後の一つが場違いであるのは明らかだ。
ほど良い疲労感で帰りの車中では眠り続け、気付けば上野。日比谷線に乗り換えて人形町の芳味亭で夕食をとる、ハンバーグに牡蠣フライ、野菜サラダにビール。疲れた体に満腹感が加われば本格的に眠くなってきた。こうなればやはり旅をしたなあ、という感じになる。ビールが無くたって勿論良い旅だったことは間違いないのだが。
今年の2月の手帳を見ると「益子参考館は2月いっぱい休み」と書いてあった。浜田庄司ゆかりの益子の参考館には以前から行こうと思い続けていたのだけれど、漸く行くことができた。新幹線に乗り、電車を乗り継いで2時間ほどで益子に着いた。着いてしまえば案外近いということがわかるが、近いところほど案外遠いものだというのは全く言い訳にしかならない。閑散とした駅前にある観光協会で自転車を借りて街に向けて走りだす。
街中から外れたところにある工房に向けて走る。電動アシスト自転車というものに初めて乗ったがなかなか快適だ。いつも乗っている自転車と要領が違うのもまた良いものだ。田舎の整備された道をゆっくりと行く。本当に閑散としている、こういうところも良いなあと思うのは便利なところに住んでいるものの軽はずみな物言いになってしまうのだろうか。電動のアシストで快適に坂道を登っていくと工房がある、アトリエとスタジオを見せてもらいながら犬をいじくって、話をする。都会から移住して焼き物作りをしているという。うらやましくなるような環境。駅から自転車でやってきたことを伝えると驚かれた、どうも自転車でくるような場所ではなかったようだ。小さな皿を2枚ほど買う。
中心から大きく外れた工房から益子の街へもどる。途中にSTERNETというカフェにて昼食をとってから参考館へ。浜田庄司が参考にした品々とその作品が住居とともにあることから「参考館」。世界中の品々が並ぶまさに浜田庄司コレクション。布に装飾品、玩具に日用品と幅の広いセレクション。見終えた後に近くの古道具屋でレコードを買ってしまうような人には決して真似できません。
かつて社員旅行で来たことのある益子焼共販センターに寄りながら家にある自作の益子焼の小鉢を思い出す。面取りがうまくいっていないけれども案外使い勝手がよいので何かと使い続けている。時間が無いので陶芸体験もしなければ、益子焼の横で韓国海苔を売っているような売店にも魅力的なものは無いので「今日の買い物」でも紹介されている浜田庄司も大好きだったという赤羽まんぢうを買って駅に向かう。店のテーブルにも「今日の買い物」が付箋つきで置いてある、きっと私のような者が他にも沢山まんぢうを買っていくのだろう。結局11時から4時過ぎまでの5時間、益子の街を自転車でぐるっとまわり、手許に残ったのは数枚の皿とまんじゅう、そしてレコード。最後の一つが場違いであるのは明らかだ。
ほど良い疲労感で帰りの車中では眠り続け、気付けば上野。日比谷線に乗り換えて人形町の芳味亭で夕食をとる、ハンバーグに牡蠣フライ、野菜サラダにビール。疲れた体に満腹感が加われば本格的に眠くなってきた。こうなればやはり旅をしたなあ、という感じになる。ビールが無くたって勿論良い旅だったことは間違いないのだが。