楽々雑記

「楽しむ」と書いて「らく」と読むように日々の雑事を記録します。

旅の目的。

2007-04-30 16:58:45 | 散歩。
花見酒をしに来たわけではありません。

建物を見に来たのです。しかし日も暮れて来たのでやはり行くべき場所というのもある、はず。

丸の内のポスター。

2007-04-25 21:23:07 | 買いもの。
ご無沙汰しております。


しばらく前の話になってしまうが、向かいのビルにある伊東屋でノートを数冊手にとってレジに行くとグレーの冊子が目に入った。良くレジの前で見かける「王様のアイデア」的なマグネットと並んでいたので有料なのかと思ってしまうほど素敵だ。けれど伊東屋のレジに有料の冊子が並んでいるのも何だか不思議だ。商品を精算している僅かな時間にパラパラと捲ってみる。AからZをイニシャルにして丸の内にあるショップが色々なアーティストに紙をテーマに作ったノベルティのカタログのようだ。それならばきっと無料だろうと思い、店員の方に「これをいただいてよろしいですか」と尋ねると、嬉しそうな顔で「もしよろしければ、その柱の裏側に貼ってあるポスターをお持ちになりますか」と意外な言葉が返ってきた。指を指した柱に回り込むとなるほどポスターが貼ってある。少々癖のあるデザインだけど悪くない。下さいと伝えると、店員の方は本当に嬉しそうだ。今までに沢山貰ってきたポスターと同様、一度も壁に貼られることはないかもしれないけれど、何だかとても良いポスターを貰った気になった。

冊子をもう一度ゆっくり眺めると、竹尾いう紙会社のイベントに関連しているようだ。丸ビルから丸の内界隈を含めて三日間のイベントのようだが、どれだけの人が関心を持ったのだろう。二日が経過している割に残っているポスターが少々多いように思ったのは気のせいだろうか。まだまだ丸の内は丸の内です。けれど、本当に良くできた冊子だと感心していると編集のクレジットに菅付雅信さんの名前を見つけた。やはり、という感じだ。そしていつもその名前を見ると10年以上前に貸したままになっている『コムポジット』の創刊号を思い出す。同じアルバイト先の後輩に貸したのだけれど、返ってこないまま後輩は海外に渡ってしまった。かつて「本とレコードは貸したら二度と戻ってこない」という言葉をどこかで読んだけれど、戻ってこないとしても本人は確りと覚えている。いや、戻ってきた物以上に覚えている。まあ気長に待つとしよう。