楽々雑記

「楽しむ」と書いて「らく」と読むように日々の雑事を記録します。

気になる催し(追)。

2008-12-26 00:11:04 | 気になる。
純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考
2009年5月23日~7月20日
府中市美術館
(http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html)

大阪を経由して福岡に出張した。今年の夏休みに大阪に立ち寄って五島列島に行ったことを思い出す。その時に気になったのは「アーツアンドクラフト展」だった。今回は梅田の地下街を歩いているとモノクロのポスターに目が留まった。「ディーター・ラムス展」。天保山のサントリー美術館でやっているのは知っていたが、目に留まってしまうとやはり行きたくなるが出張中だから、そのまま通り過ぎた。家に帰って教育テレビを見ていると来年に府中市に巡回することを知った。昨年の安宅コレクション展もそうだったが大阪には行くたびに意外な発見がある。

気になる催し。

2008-12-25 22:20:14 | 気になる。
生活と芸術——アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで
1月24日~4月5日
東京都美術館
(http://www.tobikan.jp/)

家に帰ると変型の紙が置いてあった。唐草のような模様の紙。
一目見てこの展示の案内だと分かった。五島へ行く途中に立ち寄った大阪で見たことを思い出した。今年も残り少なくなってきた。気になるのは来年のことばかりか。


旨い物の箱。

2008-12-23 20:49:49 | Weblog
美味しい物の記憶が消えるスピードは速い。食べたときに「美味い!」と思ったのに、今では思い出せない、というより思い出さない店や食べものがどれだけあったのかを想像すると本当にガッカリする。こうして日記のようなものを書いていても、食べもののことばかり書いているわけでもないし、記録すべきようなものを食べているとも限らない。
向田邦子が気に入った美味しい物についての情報を「う」と書かれた抽斗に保管していたことは有名だ。それに倣って自分の手許に残っている土産物や食べ物屋のカードをしまう「う」の抽斗をつくろうと思ったが、そもそも家に適当な引き出しがないので諦めかけていた。
日曜日の昼下がりに富岡八幡へ出かけた。骨董市を覗こうかと思っていたけれど、開催日ではなかったようだったので、そのまま足を伸ばして清澄のババグーリに寄った。丁度、絹糸の織物の展示をしていたので、それを眺めながら店をふらついていると黒い箱が目に入った。箱を見た瞬間に「う」の抽斗のことが頭に浮かんだが、声をかけてくれた店員さんがそんな悩みを知る由もない。マダガスカルで作っている箱であること、男性が買い求めることが多いのだと話しながら、「男の人は使い道が決まらないまま買っていくようですね」と微笑んだのを見て、実は使い道が決まっているのだ話すと、在庫を持ってきた。気に入った本体と蓋の組み合わせで良いと言う。じっくりと蓋と本体を組み合わせながら「う」に相応しいものを選ぶ。帰り道を急ぎながら早速「う」に入れるものを探そうと思っていることに気付く。無理に増やすこともないのだが、美味いものはなかなか向こうからはやってこない。

インフルエンザの予防接種。

2008-12-22 00:32:42 | Weblog
インフルエンザが流行してきたというニュースを聞いて「今さらワクチンを打ってもなあ」と暢気に構えていたけれども相方は随分と心配しているようだ。ワクチンを打っても新型インフルエンザには効かないという説明をしたけれども安心しない。とにかく予防には役立つだろうからと病院に予約を入れた。
予防接種の後、打った場所をこすらないこと、運動と飲酒を控えるよう言われる。一緒に渡された注意書きを見ると、大量の飲酒をしてはならない、とある。帰りに美味いものでも食べながら一杯やりたいと思っていたのだが。やはり予防接種というのは面倒だと思いながら、案内をもらっていたパーティーに向かった。少しだけ寒く感じたのは注射のせいだろうか、そんなに早く影響がでる訳もないが「副作用が出る時は打ってすぐです」という医者の事前説明が頭に浮かぶ。やはり飲酒は控えようかと思いながら会場に到着した。大勢の人だ、人波をかき分けながらとりあえず、とシャンパングラスを手に取る。
すぐにグラスは空になった。少しだけ酔いが回るのが早いように感じたのは気のせいか。パーティーは楽しかったけれど、不思議と酒が遠慮がちになったのは、会場の混雑のせいか、それとも頭に浮かんだ注意書きだったのか。
知っている方々と言葉を交わしてから遅くならないように会場を後にした。帰りに寄ったラーメン屋でも、つまみもビールも頼まなかった。たまにはこんなのも良いと思ったが、そのために注射を打つこともないだろう。美味いものを美味いと思える状態が一番だ。

寒空のフットボール観戦。

2008-12-16 00:57:57 | Weblog
スポーツ観戦というものに全く縁がない。小学生の頃、ある野球チームの「友の会」に入っていたこともあったけれど、選手の名前を全く覚えてはいなかったし、どちらかと言えば関心があったのは売店の食べものだったような気がする。
少し前に、飲み食いの誘いかと思って出たAIKからの電話はアメリカンフットボールの大学リーグ決勝戦の誘いだった。見透かしたように「こんな機会でもなければ行かないだろう」と言う。まさにその通りだ、誘われなければフットボールを見に調布まで出かけるなどあり得ない。
寒空の下、買い込んだ食材とウィスキーを舐めながらルールの説明してもらう。思っていたよりも明解なのが良い。これなら自分にも理解できそうだ。相手チームのスタンドの日当たりの良さとチアガールの数が多いことを恨めしく思いながら、試合を眺めていると段々面白くなってきた。結局、試合は引き分けの後、応援するチームがタイブレイクでキックを外して負けてしまったけれど、スポーツ観戦が意外と楽しいことに気付かされたのは大きな収穫だ。自分の世界から引っ張り出してくれる友人に感謝したい。もし、次に誘いの電話が鳴る時には飲み食い以外の誘いも想像するだろう。しかし、できれば観戦には酒と旨い物も一緒であることは忘れずに願いたい。