ダッシュ村、３月１１日。

３．１１です。黙祷。

鉄腕ダッシュ、今日は福島から生放送でした。
ダッシュ村を作り始めて１１年、ずっと見続けてきました。
日本の原風景の里山再生、先人の知恵の伝承など、
人々が昔から営々と気付きあげてきたものが失われつつある今、
ダッシュ村の試みは、現代への問いかけであったと思います。

そのダッシュ村を、放射能汚染で放棄せざるを得ないことになった。
何ヶ月かに一度、防護服を着用しての入村。
瞬く間にもとの荒野へと戻っていく村の様子を見て、
単なる視聴者である私までもが、胸ふさがれる思いがしました。
当のＴＯＫＩＯメンバー、ダッシュ村スタッフの思いはいかばかりか。
ましてや、そこで生活を営んできた福島の、東北の被災者の無念は、
言葉にすることも出来ないに違いありません。
今日一日の報道を通して伝わる祈りに近い思い。

ダッシュ村が再びＴＶ画面に登場して、
農作業に試行錯誤する日々が映し出されるとき、
平凡で単調で、それが幸せな満ち足りた時間が流れるとき、
日本は本当に，震災から復興したといえるのではないかと思います。

がんばれ、ダッシュ村，がんばれ東北。