闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
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巷で噂のSUV 「ヤリスクロス」に試乗体験

2020-09-16 21:12:46 | 日記

本日休日。

コロナ禍でまだまだ世間がザワつく日々。

昨日は神奈川県の新規感染者が80名と、久しぶりに100人割ったとニュース。

それでもまだまだ死者が出てるし、怖い事に変わりはない。

特効薬が無い現在、準高齢者たる当方にとっては危険です。

 

それでも家でじっとしてるのは勿体ない感が。

用事で「アクセラ」を出すついでに、気になってる車を見れそうなお店に電話。

見学オッケーとの事ですが、「下取りの車は何になりますか?」との質問には躊躇した。

いえ、車見たいダケで、アクセラを直ぐ手放すつもりはないのですから(汗

 

トヨタのカローラ店に「アクセラ」を向けた。

この店舗、同じ建物で隣にフォルクスワーゲンが繋がってる少々珍しいお店。

もう10年以上昔、家の車を1台に纏めようと候補車を探す過程で、親父とVWで「ゴルフ」

を試乗したのが懐かしい。

 

過去のblogにも書いたが、当方は昔っからトヨタディーラーとの相性が悪い。

ネッツトヨタ横浜本店では、全く相手にされず、「早く帰れこのやろう」みたいな扱いを受けた。

地元のカローラ店では、対応してくださった営業さんの上司らしき人が後ろから「こういう客は

どうせ買わない。忙しいんだから早く切り上げろ。」って言ってるのが耳に入って腹立ったので

返ってきた(聞こえてないと思ってたらしい)。

結局、親身に対応してくれたスズキ系のディーラーでスズキ車を買った経緯がある。

ともかく、トヨタとは縁が無いのです。

 

気持ち切り替え。

ディーラーに着くと営業さんが早速、「ヤリスクロス」に案内してくれた。

実車は背が高めという事と、リアランプが水平基調で全体に数字より大きく見えた。

マツダ系ディーラーと違い、次から次へと軽いテンポで要領よくポイントを説明してくれる。

最近のセオリー通りというか、ボンネットが短いので開口部は横長ですね。

マツダの「ロングノーズ」調な古典的英国スポーツカーのデザインとは印象が大分違います。

 

個人的に目(ライト)が凄く気になってました。

ポルシェのカイエンっぽいデザインだなって想像してたけど、ソレとは随分違って面白い。

 

ライトから真下に連なるLEDはウィンカーになってる。

点灯してもらったが、マツダ「CX-30」のようなギミックは無い普通の点滅だが、視認性抜群。

 

ボンネット端がこれだけ高い車、最近だと珍しい気がした。

まぁ、「ライズ」とかも結構高いみたいだけど。

横から見た印象は、全体的なラインは先代「ハリヤー」を寸詰まらせた感じで力強い。

ウィンドウが広めなので、視界はとても良さそう。

リアは最近のトヨタSUVの似通った印象で、特筆すべき点はあまり見受けられない。

というより、フロントにレクサスよろしくガバっ!とでかい下広がりの口を設ける上品とは言えない

デザインをほとんど感じさせない処理が好印象。

 

運転席に座らせてもらう。

上位のメーターパネルが採用されてるとの事で、安っぽい大型液晶ではない辺りに遊び心が見て取れる。

が、タコメーター(非ハイブリッド)とスピードメーターが筒状に飛び出してるのは面白いが、口径が

小さめなのに数字は大き目というあたりにチープさと視認性の微妙さが。

シンプルな室内のマツダ車に見慣れてるせいか、全体にゴチャゴチャした印象が否めない。

とはいえ、ホンダ系の車に比べれば良く整理されてると言えるの、かな?

 

最近は搭載車種が軽自動車を含め増えている、ヘッドアップディスプレイは無かった。

なので、余計に見る機会が多いメーターの奇抜さが気になりそうです。

 

ハンドルはかなり小径。

パドルシフトは付いて無かった。

 

荷室を見せてもらうと、いやいやネットや情報番組で絶賛するの判る気が!

広いです、ええかなり。

後部座席を倒した時に現れる空間は、前輪外したMTBなら余裕で飲み込むキャパありです。

シートそのままでも、荷室に奥行きがあるので、高さの無いものならかなり詰めそう。

この辺り、サイズ的に競合しそうな「CX-3」と比較すると、完全に「ヤリスクロス」の圧勝!

内装の質感に関しては、デザインなら勝てるかもしれないけど、後席の広さ等を見るとやはり勝てない。

ヤリスクロス、スゴイ。

 

試乗させてもらえる事になったので、運転席で準備を始める。

よく見ると、あちこちにボタンが沢山あるが、「CX-30」等の統一されたタッチのボタンに比べて

安っぽい。

まぁ、どこにコスト掛けるかはメーカーの匙加減、こんなものですよね。

 

エンジンを始動し、試乗開始。

SUVらしい高い目線で見切りがとても良い。

それと、最近では珍しい ボンネットの端が見えるので、車両感覚が掴みやすそうで超好印象!

 

一般道に出ると、直ぐに足回りの印象が。

なんか固目っぽいんだけど、段差を超えたりするときの足の動きが凄く滑らか。

路面のザラつきや凹凸をほとんどハンドルに伝えてこない。

なのに走ってる時のインフォメーションはしっかりある、なんか面白い感触です。

 

ボディー剛性がとても高いの、素人の当方でもよく判ります。

サスペンションのストロークは決して多くは無さそうですが、多少シットリと落ち着きがあります。

でもちょっとキビキビと走るのも苦手では無いようで、これはワインディングとかで気持ちいいかも。

 

CVTと聞いてたので期待はしてませんでしたが、出だしから回転が先行したり、ヒューーーンと

ベルトが鳴く音が聞こえたりというネガはほとんどありませんね。

流石にMT車みたいにキビキビとレスポンス良くとは行きませんが、普通につかうなら不満無さそう。

スポーツモードも試させて頂きましたが、マツダのガソリン車に標準のソレがかなりやる気を見せる

のに対して、そんなに劇的に変わらないみたいです。

 

にしても、普段が見切り最悪とも揶揄されるデザイン最優先のマツダ車のせいか、ヤリスクロスの

死角の少なさは心理的に凄くありがたい。

最近の車にしては横幅も控えめなので、狭い道路も躊躇せずに入っていけます。

 

センターに聳える大画面のパネルはナビになったり、オーディオになったりとマルチに使えるらしい。

コレが小さなモニターに制限されるマツダ車に慣れてる当方には、途方もなく大きく圧迫感がある。

つくづく、インフォメーションは大画面がありがたいと痛感しますね。

 

シフトレバーの根本付近、センターコンソールにはAWDのモード切り替えや、電子パーキングのスイッチ

が並んでますが、慣れてないので毎回見ながらの操作。

これはオーナーになったら身体が覚えるのでしょうからこれで良いのでしょうが、ちとチープさが気になる。

 

シートの作りは、良くも悪くもなく、実に「普通」という印象。

シャーシを固めた分、入ってくる振動をシートがいなしてる感じがします。

長距離でどうかは分かりませんが、普段町中で使うには取り回しも良く、楽しい相棒になる事が予想

できる「ヤリスクロス」。

 

最後に簡単に試乗したグレードで見積もってもらいました。

「安い」と思ってたら、マツダ車なら「標準装備」な機能の大半がオプションに。

同程度になるように加えて行ったら、「CX-3」と値段大差無い額になってしまった。

 

よくマツダ車は高いと言われますが、標準装備が充実してるので内容を見ていくとそんなに割高で

無い事が判ります。

トヨタは割安な印象でしたが、原価がそんなに変わらないと考えれば、レスオプション化で安く見せる

事で、実際はそう変わらないと再認識した次第。

 

まぁ、それにしても「ヤリスクロス」、久しぶりに「これかなり良くないか!」と心揺れた一台でした。

 

判ってはいたけど、やっぱり「トヨタ」。

本気出したら凄いですねーw



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