どの位のオイルが残っているかを確認するため、クロスの支柱とベベルギヤ4個を取り出すと、中はこの通り。
デフオイルが空になってました、予想通り(涙。
この底部(組めば側面か)のベベルギヤは下側に2枚のプレートとゴムのOリングでオイルシールを形成しています。
フロントデフに使っているSPEC・Rの場合、オイルシールのラバーブッシュの軸側は平らでピッチリ漏れとブレを防ぎ、ケース側との接点はU字断面により「2箇所」でシールするコストの掛かったものです。
U字断面は、オイルシールとしては抵抗が少ないがシッカリと漏れを防げるので実車でも普通に使われるものです。
ここをタミヤ製はゴム製のOリング1個でカバーする構造です。
当然ローコストというメリットが生じますが、軸面もケース側も円断面の一カ所だけで塞ぐ形となり、柔らかいOリングが常に真円断面を維持すれば良いかもしれませんが、実際には押されて少し潰れた状態にあると思われます。
SPEC・R製はタミヤ製の約倍の価格になりますが、細部を見るとその価格差が納得できるものになってると、私は考えています。
シールのブッシュしかり、ガスケットの材質と形状しかり。
何より、左右パーツの嵌合がグラつくタミヤ製が不安になるほど、カッチリと噛み合う精度の高さは本気度さえ見える気がするほどです。
予算が許すなら、リアもSPEC・R製にすれば今回のような問題はほとんど無くなるのでしょうが…
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