英国の自動車番組を見てました(バラエティーというか何と言うか)。
この中に、「AEBのテスト」というのが。
VWのUP!、メルセデスのS Class、ボルボのV40にオプション又は純正のAEB搭載車を用意。
UP!だけは低速に特化してるそうですが、どれも前方を監視して追突を回避(又は軽減)できるハズ。
実験は静止した障害物と、動く(40km/h)障害物に対して止まるか否か。
UP!が30km/hで静止目標に挑戦、見事に止まりました(スゴイ…)。
45km/hで静止目標に対しては、V40がクリア、S Classは衝突!?
解説で S Classは24km/h以下でないと止まれないとか言ってる…、え???
でもって動く障害物に対しては。
80km/hだとV40もS Classもクリアしたものの、90km/hになるとまたS Classは衝突…。
100km/hになるとV40も軽衝突(S Classの結果は不明)。
ボルボの安全性を強く感じる番組でしたが、それを持ってしても「万全では無い」事が判ります。
最近はAEB搭載をうたう車が激増してるけど、実際にどの程度の実力があるか興味が湧いてきます。
「ぶつからない」をメインタイトルにした車、心情的に「絶対安全」って思いたいですもんね♪
細かい注意書きに「確実に保障するものではありません」とか書かれても、きっと多くの人は印象に残らないでしょうし。
「フィフス・ギア」という番組。
毎回、くだらない内容の自動車を題材にしたバラエティーを行うのですが、比較的マトモなものでした。
「ぶつからない車」はやっぱり期待しちゃいますよね。
以前、埼玉のディーラーでマツダのCX-5が体験会で止まらず、壁に激突して怪我人が出たのが記憶に新しい。
あれは作動範囲の速度を僅かに超えてたのが原因らしいけど…。
番組の場合、障害物は「壁」とかではなく丸みを帯びた模擬体な所がよりリアルだなと見てました。
静止した障害物は回避し易そうですが、相手が動くと難しいようです。
ただ、大柄なベンツは車重をしっかりとブレーキが止め切れていない(惰性が強い)印象で、減速始めても間に合わないように見えました。
この機能が無駄とは思いませんが(実際に減速してたし)、どの程度安全かを静止体、移動体に対して同じ条件で試験する公的な制度が今後は要求されるかもしれませんね。
「やっぱり運転は人間が行うのが原則っしょ」、ですかね(汗
最近テレビを見ていると「ぶつからないクルマ」のCMがよく流れていて、「ほんとかなぁ~?」なんて思っていたんですが、イギリスでは実際に実験した番組があるんですね!
自動運転が実用化するのも間もなくでは!?と言われている中で、AEBも万全ではないというのが分かってしまうと、やっぱり最終的には人間がしっかりしないといけないんだな、と思わされます^^;