闇夜の烏の変な世界

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カメラのセンサー(フィルム)について思う事

2013-04-13 01:22:41 | デジカメ

デジカメの話題にRESが付き、ふと思った事なのですが。

私が初めて「カメラ」というモノで写真を撮ったのは、父が持っていたヤシカというメーカーのレンジファインダーカメラでした。

当時最先端(電池入れるんだゼ!)らしかったですが、要は「バカチョンカメラ」って呼ばれてるヤツでした。

ピントさえ合わせれば写真が撮れる、絞りとか設定する必要が無いお手軽機。

そのくせ、プリントした写真を見ると結構キレイかつ自然な画になってくれた。

思うのですが、フィルムの場合は感光体が既に撮影素子として安定したものだったが故に、今のように細かな電子回路で補正、補正、また補正する必要が無く、ある意味「楽」だった気がします。

デジカメの場合、必ずセンサーからの「デジタル信号」を人が画として見れる(アナログですね)形に変換する必要があり、その特性上から様々な複雑ロジックが必須。

これはもう「カメラ」というより「光学電子計算装置」の方が呼び名として相応しいのではと思うくらいです。

ここでまた、面白い対比に気付きました。

フィルムって感光体が、縦横綺麗に粒も揃って並んでたワケでは無かったのは知られた事。

粒が粗いとISO値が大きくなり、細かいとISO値は小さくなりました(逆だったかな?)。

捉える事のできる光の強さという話しではなく、先に話題に出したFUJIFILMのX-TRANSセンサーが採用したちょっと不思議な画素配列って、フィルムの感光体に似てる気がするというもの。

絶対解像度という意味なら一般の大型センサー機が正確で勝るのでしょう。

でも人間の目って意外と曖昧、あのAPS-Cサイズなのに「はっ!」と息をのむ画ができるFUJIFILM機の面白さは実に興味深い。

FUJIFILMさんが最初にやった8角形のCCDという「スーパーCCDハニカム」は、実際の画素数に換算する際に1/3とするのが正しかったため、周りでは「なんちゃってCCD」とバカにしてたのだが、今思うとX-Transの基礎と発想はこの延長線上に生まれたのだろうと敬意を表すところだ。

世はセミアマチュアの、フルサイズ機への加速が話題のようだが、自分はAPS-Cでさえあの威力のX-TRANSセンサーの進化と高解像度化に期待せずにはいられない!

今はミラーレス用のXシリーズだが、既にX100sやX20には次世代のX-TRANSⅡが搭載されている。

これがレンズ交換式機に搭載されて最適化されれば、AFスピードの改善も期待できる。

フィルム時代にAGFA(倒産)のリバーサルを愛用してた身としては、よりアナログに近いFJIFILMの今後に期待せずにはおられないのでした。