政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

小沢一郎首相よ、正統性確保を優先せよ!

2010-08-31 08:08:50 | 小沢一郎

”挙党態勢”、”党内融和”、”トロイカ体制”
こんな言葉に惑わされてはいけない。
たとえ菅直人が立候補を辞退したとしても、小沢の行く手には地獄が待ちかまえている。

”裏取引”
”密室談合”

それでなくとも愚かな大衆である。
マスコミの煽動で反小沢内閣の世論が火を噴くことになる。

小沢一郎は、菅直人との会談に応じるべきではない。
会談が、唯一意味を持つとすれば、「正々堂々と党首選をやりましょう」という結論になったときだけである。

”自己保身優先”の菅直人。
”民主党大事”の鳩山由紀夫。
”国民の生活が一番”の小沢一郎。

目指す方向がまるで違うトロイカはどこにも進めない。
党の規約に則り、粛々と党首選を戦わなければならない。

それが小沢一郎総理の最低限の正統性を保証することになる。
民主党内の手続きであるとはいえ、選挙は民主主義の最低限の手続きである。

9月1日、小沢一郎は代表選立候補の届けをしなければならない。
事前に菅直人に会ってはいけない。

立候補にあたり、小沢一郎は堂々と政策発表を行え!
その政策実現のために命を懸けると言明せよ。
それを以後の小沢の行動原理とせよ。

わたしたちは、民主党が存続しようがなくなろうがどちらでもいいのだ。
大事なのは、「国民主権」の政治を推し進める政党なのだ。

小沢一郎よ、良識ある国民を信じよ!
偏見に満ちた、デタラメなマスコミの世論調査においてさえも小沢支持は2割もあるのだ。
この人たちの支持は強固である。
マスコミの偏見・誘導・捏造にも惑わされることのない小沢支持層なのである。

こんな強力な支持を集めている政治家が他にいるか?

あとの大半は風次第でどちらにもつく屁のような国民である。
消費税増税に賛成する自虐趣味の国民である。
沖縄県民に犠牲を強いて平気でいる冷酷な国民である。
無邪気にマスコミ報道を信じている愚かな国民である。

残りが、何が何でも既得権益を守り続けようという確信犯である。
彼らはその為には何でもやる。

小沢一郎は昨年党代表を辞めた。
総選挙を控えて、マスコミの一斉攻撃を避ける緊急避難であった。
今年幹事長を退いた。
これもまた参院選を控えての緊急避難であった。

今回、立候補を取りやめたら、小沢一郎は三度マスコミに負けたことになる。

それでも小沢一郎を支持するか?

菅直人・鳩山由紀夫や仙谷・枝野・野田などの無能は証明済みである。
そんな民主党を支持できるのか?

小沢一郎よ、堂々と戦え!
負けたら、「国民の生活が第一」という真の民主主義を貫き通す新党を作れ!
それが「政治家・小沢一郎」ではないか!
それが「人間・小沢一郎」ではないか!




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