El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

ほろ苦い凱旋試合~J1/名古屋vsF東京@豊田スタジアム

2010-11-23 | Nagoya Grampus


最高の雰囲気での豊スタ凱旋試合。
欲を言えば、前節ではなく今節このホームスタジアムで優勝を決めて欲しかったと思わないでもない。
コレオグラフィで2010の間にある☆マークが誇らしかった。




今日は久しぶりにバックスタンド4階席からの観戦。
スタンドが急勾配なだけあって、ピッチ全体が見渡せ、両チームがどんな戦術で戦っているか理解しやすい。
蟻のようにしか見えなくなってしまった選手があちこちピッチを駆け上げる様は、まるで一昔前のテレビゲームを見ているかのよう。




試合は残念ながら0-1の敗戦。
モチベーションの問題もあっただろうが、勝って凱旋試合を飾りたかった。

18年目の悲願達成~J1/平塚vs名古屋@平塚競技場

2010-11-20 | Nagoya Grampus


チーム創設が1992年。
その翌1993年にJリーグが開幕し、あれから18年が経った。
2010年11月20日、名古屋グランパスJリーグ初制覇の瞬間を見届けるために、僕は平塚競技場のゴール裏にいた。
玉田の決勝点で試合終了のホイッスルが鳴り、グランパスレッドのゴール裏は雄叫びのような歓声が響き渡る。
誰かれ構わず抱き合い、ハイタッチをし、初優勝の喜びを爆発させた。

この瞬間をどれほど待ち望んでいたことか。
それまでの様々な出来事の記憶が蘇ってくる。
開幕して1~2年の頃はJリーグのお荷物と呼ばれるくらいの弱小チームだった。
瑞穂や長良川で負けた試合はトラックにゴミが散乱することが恒例となっていた。
それからピクシーが入団し、ベンゲルが監督になり、名古屋は瞬く間に強豪チームへと変貌を遂げ、2度の天皇杯制覇も実現したが、悲願のJリーグ制覇は叶えられなかった。
ピクシーが引退した後、再び低迷期が続き、それと共にスタアジムへの足が遠のいた時期もあった。

2008年、ピクシーが監督として名古屋に戻ってきてくれた時、彼ならきっと名古屋を変えてくれる、そう期待せずにはいられなかった。
僕は彼のチームを見に、ホームだけでなくアウェイにも観戦に出かけるようになった。
振り返ってみれば、この18年は誰もが名古屋の英雄と認めざるを得ないであろうピクシーと共に歩んで来た18年だったように思う。





優勝セレモニーの後、真っ直ぐ帰らず残ってセレモニーを見てくれてた湘南サポーターから突然の「名古屋グランパス」コール。
優勝した瞬間あまり実感がなく泣かなかった僕も、相手サポーターの祝福のコールに感激して目頭が熱くなった。
グランパスイレブンが湘南ゴール裏へあいさつへ向かい、名古屋サポーターは既にJ2降格が決定している湘南に対して「ベルマーレ」と「帰ってこい!」コール。
なんという素晴らしい光景であろうか。




我々の前で誇らしげに高々とシャーレを掲げるキャプテンの楢崎。




選手、スタッフ、サポーターみんなで「We are Champions! We are Champions!」の大合唱。




2010年Jリーグのチャンピオンボード。
俺たち本当に優勝したんだな。
今まで辛いこと沢山あったけど生きてて良かった。

陸の孤島に造られた巨大スタジアム~J1/鹿島vs名古屋@カシマスタジアム

2010-11-07 | Nagoya Grampus


ついに実現したカシマスタジアムへの参戦。
だがここに辿り着くまでが本当に遠かった。
夜に岐阜の自宅を出て、名古屋から夜行バスに乗り、翌朝東京に到着。
それから千葉の成田空港を初めて訪れ、日本最大の国際空港を見学。
成田から鹿島までがまた遠い。
電車の本数は少なく、佐原という駅で乗り換えの列車を待つのに一時間もかかり、
ようやく着いたカシマサッカースタジアム駅周辺は本当に何も無い陸の孤島であった。



しかし、スタジアムは素晴らしかった。
まずは何と言っても鹿島のスタジアムグルメ。
僕は「ハム焼き」と「もつ煮」を注文したのだが、これがまた絶品!
さすがスタグルメではナンバー1の評価を受けるだけあって、これを食べに来るだけでもわざわざカシマに足を運ぶ価値はあると思う。

次にLEDリボンだ。
2階スタンド最前部の壁面をほぼ1周し、アジア最長の500mの長さを誇るという。
これが想像以上に迫力があり、いやでも視界に入り、試合中もついLEDに目を向けてしまう程だった。




もちろん豊スタと同じサッカー専用で試合は見易く、Jリーグ初年度から熱狂的で知られる鹿島サポーターも健在で、巨大スタジアムで織り成すスタジアムの雰囲気は劇場と呼べるに相応しかった。
試合は敗れはしたが、片道10数時間かけて鹿島まで来たことは全く後悔はない。

遠ければ遠いほどお金もかかるし疲れるけど、やっぱりアウェイ遠征は楽しい。
次はどこに行こうかな。