El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

18年目の悲願達成~J1/平塚vs名古屋@平塚競技場

2010-11-20 | Nagoya Grampus


チーム創設が1992年。
その翌1993年にJリーグが開幕し、あれから18年が経った。
2010年11月20日、名古屋グランパスJリーグ初制覇の瞬間を見届けるために、僕は平塚競技場のゴール裏にいた。
玉田の決勝点で試合終了のホイッスルが鳴り、グランパスレッドのゴール裏は雄叫びのような歓声が響き渡る。
誰かれ構わず抱き合い、ハイタッチをし、初優勝の喜びを爆発させた。

この瞬間をどれほど待ち望んでいたことか。
それまでの様々な出来事の記憶が蘇ってくる。
開幕して1~2年の頃はJリーグのお荷物と呼ばれるくらいの弱小チームだった。
瑞穂や長良川で負けた試合はトラックにゴミが散乱することが恒例となっていた。
それからピクシーが入団し、ベンゲルが監督になり、名古屋は瞬く間に強豪チームへと変貌を遂げ、2度の天皇杯制覇も実現したが、悲願のJリーグ制覇は叶えられなかった。
ピクシーが引退した後、再び低迷期が続き、それと共にスタアジムへの足が遠のいた時期もあった。

2008年、ピクシーが監督として名古屋に戻ってきてくれた時、彼ならきっと名古屋を変えてくれる、そう期待せずにはいられなかった。
僕は彼のチームを見に、ホームだけでなくアウェイにも観戦に出かけるようになった。
振り返ってみれば、この18年は誰もが名古屋の英雄と認めざるを得ないであろうピクシーと共に歩んで来た18年だったように思う。





優勝セレモニーの後、真っ直ぐ帰らず残ってセレモニーを見てくれてた湘南サポーターから突然の「名古屋グランパス」コール。
優勝した瞬間あまり実感がなく泣かなかった僕も、相手サポーターの祝福のコールに感激して目頭が熱くなった。
グランパスイレブンが湘南ゴール裏へあいさつへ向かい、名古屋サポーターは既にJ2降格が決定している湘南に対して「ベルマーレ」と「帰ってこい!」コール。
なんという素晴らしい光景であろうか。




我々の前で誇らしげに高々とシャーレを掲げるキャプテンの楢崎。




選手、スタッフ、サポーターみんなで「We are Champions! We are Champions!」の大合唱。




2010年Jリーグのチャンピオンボード。
俺たち本当に優勝したんだな。
今まで辛いこと沢山あったけど生きてて良かった。