El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

山手洋館めぐり

2011-11-18 | Life in Japan
中華街から首都高速の高架下を潜り抜けると、外国人居住地の面影を残す山手エリアに入る。
あちこちに建つ西洋風の建物、みなとの見える丘公園の坂を上がると下校中のインターナショナルスクールの学生達が英語でワイワイ喋りながら歩いている。
そんな光景を見ていると、一瞬自分が欧米のどこかの街に来てしまったかのような感覚に囚われる。

山手には有名お嬢様学校のキャンパスがあり、周辺住宅もまさしく高級住宅地そのもの。
清楚な身なりで上品に歩く女学生、いかにも高級そうな大きな犬を連れ優雅に散歩をする周辺住民。
どうやら僕は観光とはいえ、完全に場違いな場所に来てしまったようである…。



気を取り直して山手西洋館めぐり。

実は現在一般公開してある山手にある洋館の多くが、無料で見学が出来てしまうのだ。
正直これには驚いた。
今まで日本にある文化財の建物は、入場料を払って見学するのが当たり前と考えていたからだ。

横浜と同じ国際貿易都市である神戸。
神戸には北野異人館という、横浜の山手西洋館と同じような建物が数多く存在するが、北野異人館は横浜とは対照的に大部分が有料だったように思う。
横浜市の懐の深さが窺い知れるが、それにしても無料公開に踏み切った意図を横浜市に聞いてみたいものである。




では、訪れた順に山手西洋館を紹介。
まず最初に訪れたのが、横浜市イギリス館。
昭和12年に英国総領事公邸として建築された建物。




山手111番館。
大正15年にアメリカ人の住宅として立てられたスパニッシュスタイルの建物。




山手111番館内部のダイニングルーム。




エリスマン邸。
建築家A.レーモンド氏の設計による貿易商エリスマン氏の私邸として建てられた。




エリスマン邸のクラシックな階段。




最後は昭和5年にイギリス人貿易商の邸宅として建てられたベーリック・ホール。
戦前の西洋館としては最大規模を誇るという。

どの建物も当時暮らしいていた西洋人の暮らしぶりを窺うことが出来、無料で見学するには畏れ多く感じるくらいに見応えのあるものだった。
実際自分がこんな家に住んだら、快適に住めただろうか…、そんなことを想像しながら見てたけど、結論としてはやっぱり自分の家が一番住みやすいだろうってことで、すっかり日も暮れた山手を後にした。

横浜の山手西洋館めぐり。
格安でデートをしたいカップルには是非お勧めです!(笑)


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