El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

夢物語~J2/甲府vs岐阜@小瀬スポーツ公園競技場

2008-03-09 | Japan Football


Jリーグが創設したばかりの頃、同じ地元である中京地区のグランパスを熱烈に応援していたものの、いつかは自分達の住む街にもJリーグのチームがあったらどんなに幸せだろうと夢物語を描いていた。

それなら大学に入ってスポーツ経営学を勉強して、俺が岐阜にプロサッカーチームを作ってやるって本気で考えていたものだが、いつからかその野望は別の道に逸れ、今はこの体たらくの有様なんだけど、10代の頃に僕が描いていた夢を他の地元岐阜を愛するサッカー関係者が叶えてくれた。
その夢がこんなに早く実現するなどとは15年前の僕には到底考えられなかった。

甲府でのアウェー開幕戦。
試合開始のホイッスルが鳴り、一つのボールをひたむきに追いかけるJ新入生のFC岐阜イレブン。
本当に夢が実現したこの光景に感慨無量の面持ちになり、思わず目頭が熱くなった。

ヴァンフォーレ甲府は、一時期のチーム消滅の経営危機を見事乗り越え、地元スポンサーの獲得や観客動員で毎試合1万人を超えるなど地域密着に成功し、実力的にもJ1返り咲きを狙う強豪チーム。
同じ地方都市のクラブである岐阜にとって、ヴァンフォーレ甲府の成功はまさにお手本となるべきチームである。

甲府駅には”歓迎 FC岐阜 ようこそJリーグへ”の垂れ幕が掲げられていて、アウェーのサポーターを心地よく迎え入れてくれた山梨県民の温かさにも感激した。
岐阜の今後の目標は、甲府のように毎試合スタジアムが満員に近い観客が詰めかけるような地域に根ざしたクラブ作りをしていくことだ。

そしていつかは名古屋と同じJ1の舞台へ。
FC岐阜の夢物語はまだ始まったばかりだ。




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