深夜特急、そして王家衛の「恋する惑星(Chungking Express)」のファンであれば誰もが知っている有名な重慶大厦(Chungking Mantions)。
小説で、テレビドラマで、映画で、今まで何度となく目にした重慶大厦。
伝説のビルを前にして思わず感慨に耽る。
重慶大厦の中には多くのゲストハウスが点在しており、世界中のバックパッカーが安い宿を求めてこの建物にやってくる。
またインド・中東・アフリカ系の出稼ぎ労働者がそれぞれのコミュニティを形成し、両替商、飲食店、雑貨屋など独自のビジネスを展開している。
あまりにも異なった国籍、民族、宗教・・・。
まさに人種のるつぼ、リトルワールドビルディング。
重慶大厦の中にいると、ここは本当に香港なのだろうかと目を疑ってしまう。
ちなみに香港でHK$に両替するなら一番レートの良い重慶大厦だ。
香港滞在の拠点となったのは、もちろん重慶大厦。
泊まった宿は11Fにある香港招待所(Hong Kong Guest House)。
トイレ・シャワー付きのシングルで一泊130HK$(約1,650円)。
ちょっと無愛想な兄ちゃんが一人で経営してるみたいだったけど、今まで泊まった安宿にはなかった部屋の清掃サービスが毎日あったのは嬉しかったな。