El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

会心の勝利~J1/名古屋vsG大阪@瑞穂陸上競技場

2011-10-15 | Nagoya Grampus


今期初のホーム観戦。
朝から降り頻る雨。
瑞穂のゴール裏とバックスタンドは屋根が付いていないため、観客は雨に濡れながらの観戦となる。
したがってホーム瑞穂での雨天の観戦は、スタジアムへ向かう頃から憂鬱な気分になる。




しかし、そんな憂鬱な気分をあさっりと吹き飛ばしてくれたのが、この日のグランパスイレブンだった。
負けたら優勝争いから後退する重要な試合。
名古屋は今期一番とも言えるパフォーマンスを見せ、優勝を争うガンバ相手に会心の勝利を挙げた。




チケット、ソールドアウト。
久々に超満員で膨れ上がった瑞穂のグランパスサポーターは、誰もが自分と同様に、試合前の憂鬱から、試合後は爽快な気分に変わり家路についたことだろう。

東大寺

2011-10-12 | Life in Japan


奈良へ初めて観光へ来た方は、まず必ず訪れるであろう世界遺産・東大寺。
平日であるにも関わらず、とりわけ小学校の修学旅行生の数が多く、今でも東大寺は定番の修学旅行の地なんだと実感。




入場料を払い入口の門を潜ると、巨大な大仏殿が目の前に飛び込んでくる。
どさくさに紛れて修学旅行生のガイドの話に聞き耳を立てていたのだが、何でもこの大仏殿は世界最大の木造建造物であるらしい。
確かに実際現場に立って見てみても、未だかつてこれ程大きな木造建造物に出くわしたことがないから納得いく。




そして奈良の大仏さん。
圧倒的な存在感に暫し見惚れる。




大人になって改めて来てみると、千数百年もの間、幾多の焼失や倒壊があってもその度に改修され、激動の歴史を乗り越え、今に現存するこの建物に感動を覚えた。

個人的に姫路城と並んでベスト3に入る日本の世界遺産。
日本人であれば、ここに一度は足を運ぶべきだと思う。

奈良

2011-10-12 | Life in Japan


関西に住んでいた頃はいくらでも行く機会はあったはずなのに、結局行けずにいた国際観光都市、奈良市。
奈良観光は実に小学校の修学旅行以来。
最初に訪れたのは世界遺産、興福寺。
近くには猿沢の池。
確かこの近くの旅館に泊まったんだっけ。
彼此20年以上も前の記憶が甦る。




奈良公園の鹿の群れ。




ランチは鉄道模型が展示してある道の駅レストランでカレー食べた。
この模型、よく出来てたなぁ。
鉄道ファンにはたまらない?(笑)




観光客は誰もいなかったけど、東大寺近くの名前も分からないお寺。
華やかな東大寺の影に隠れるように、ひっそりと佇むこの建物に何故か惹かれるものがあり、思わず写真をパチリ。

JR奈良駅から歩いて一通り廻ったけど、建物が密集して人通りも多い京都の都会と比べると、奈良は長閑な田舎街といった印象。
4月に訪れた韓国の慶州の雰囲気と似ているね。
地図上で見ると歩いて市内の観光地を廻れるのではないかと高をくくっていたけど、思ったより広範囲。
東大寺に着く頃には歩き疲れて、正倉院や春日大社といった世界遺産は時間がなくて行けなかった。


大阪・ミナミ

2011-10-12 | Life in Japan


長居スタジアムへ向かう前に、ミナミの道頓堀を歩いた。
過去に何度か来たことがあるけれど、一人で歩いていると、至る所にたこ焼き屋があるのに気づき、改めて大阪はたこ焼きが代表的な食べ物である感じた。
結局道頓堀の二つの店舗でたこ焼きを食し、スタジアムへ向かうことになる。




道頓堀ではグリコのネオンの写真を撮ろうと考えていたのだが、暗くなっても一向にネオンの明かりが灯る様子はなく、その原因は節電対策の影響ではないかと気付いたのは、くいだおれのおっちゃんのこのサインを見た時だった。




翌朝、奈良観光へ行く前に新世界界隈を練り歩く。
小学生の頃、家族と通天閣を見に、この辺りを歩いたことがあったけど、なんだか怖そうなおっちゃんが多くて、子供心にここは治安の悪いエリアではないかと想像したものだが、今でもその印象は子供の頃に見たそれと同様だった。
しかし、古くから残る居酒屋、食堂、ゲーセン、将棋クラブなど、昭和の面影を色濃く残す店が立ち並んでいるのを見て歩いているだけで、まさしく「昭和の時代」に戻ったかのような懐かしい気持ちにさせられる。

きっと大阪の中でも新世界は人情味豊かな人が多いのだろう。
次回大阪へ行くことがあれば、新世界の飲み屋にでもふらっと立ち寄り、昭和の面影を感じながら誰かと杯をかわしてみたい。


ブラジルW杯アジア三次予選/日本vsタジキスタン@長居スタジアム

2011-10-11 | Japan Football


97年に日本vsウズベキスタン戦@国立を観に行って以来、実に14年ぶりのワールドカップ予選を観戦。
会場は大阪・長居スタジアム。
大阪でW杯予選が開かれるのって、おそらく初めてではないかな?
少なくともJリーグが開幕してからはほとんど関東での開催だったらから、関西のサッカーファンにとっては待望の試合だったはずである。




それにしても噂には聞いていたけど、代表戦のスタジアムの雰囲気は以前とすっかり様変わりしてしまった。

フランスW杯予選の頃の悲壮感漂う応援とゴール裏の殺伐とした雰囲気は感じられず、スタンドは20代の女性が多く、まるでどこかのアイドルグループのコンサート会場にいるかのようだった。
それはそれでチケットが即完売になり、スタジアムが超満員になることは悪いことではないのだが、日本のワールドカップ出場を願い、試合が無い日でも毎日日本サッカーについて考えていた昔のことを考えると、もう当時の胃がキリキリするくらいの感情は、W杯予選では二度と味わえないのだろうかと物思いに耽ってしまうのも事実だ。




バックスタンド中央に堂々と張られた"KING OF ASIA"
この日の日本代表は、実にその名に相応しい結果を残した。




終わってみれば、スコア8-0の大勝。
今までの観戦試合で片方のチームが8得点を上げたのは記憶にない。
全く攻めて来ないタジキスタンに対し、終始攻め続け、8点を取ったのは評価しても良いと思う。




「がんばろうニッポン」の横断幕を手に場内を一周した代表イレブン。




次の三次予選、ホーム試合は地元豊田スタジアム。
こちらもW杯予選では初めての開催だ。
今や大半のメンバーは海外組を占め、ヨーロッパで活躍している選手を日本で生で見れる絶好の機会。
最終節だから既に最終予選進出を決めているかもしれないけど、ウズベキスタン戦もチケットを購入して"KING OF ASIA"を観に行く所存だ。

岐阜にJの灯を消すな~J2/岐阜vs鳥取@長良川競技場

2011-08-27 | Japan Football


2012年の岐阜国体のためにリニューアルされた後、最初に観戦に訪れた長良川競技場。
Jリーグ昇格以来、経営難にも関わらず、そこそこの健闘を見せていたFC岐阜も今年は守備が崩壊し、現時点で断トツの最下位。




この試合、今年昇格したばかりの鳥取相手に2点を先制し、今日こそはと期待を窺わせながら後半逆転を許し、敢え無く敗戦。
観衆は3,000人程度、閑散としたバックスタンドで、僕らの後ろで家族と見ていた4歳くらいで緑のユニを着た女の子が、逆転されても変わらず「がんばれ、FCぎふー!、まけるな、FCぎふー!」と叫ぶように必死で声援を送っている。
果たしてFC岐阜の選手に彼女の声援は聞こえていたであろうか。




試合終了後、ガックリと項垂れながらサポーター席へ挨拶に向かった選手達。
サポーターからは僅かばかりの空しい拍手とともに、罵声にも似た檄が飛ぶ。

来年JFLから2チームがJ2へ昇格となると、J2はちょうど定数の22チームに達する。
そうなると、いよいよ来年からJ2とJFLとの入れ替えが始まるかもしれない。
会社の経営難、低迷するチームの成績、苦戦する観客動員…。
課題は山積みだけど、手遅れにならないためにも、もう一度サポーターや地域行政も含めてチームの将来のあり方について考え直す時期に来ている。

苦労して掴んだ夢のJリーグ。
岐阜からJの灯を消してはならない。

郡上おどり

2011-08-14 | Life in Japan


日本の三大盆踊りの一つ、岐阜の郡上おどり。
地元に住んでいながら、400年もの歴史が続く伝統的な行事に今まで一度も参加したことが無かったのだが、元同僚の友人を誘ってついに実現!

岐阜駅から高速バスで約一時間。
郡上八幡は飛騨高山と並ぶ岐阜の小京都。
長良川に通じる清流・吉田川と古い街並みがマッチしていて、初めて郡上八幡の市街地をゆっくり歩いてみたけど本当に長閑で良い町だ。




約2カ月をかけて33夜にわたって行われる郡上おどり。
中でもメインとなるのが、お盆の4日間で行われる徹夜おどりだ。

僕らが到着したのは夜9時頃だったけど、全国から来たたくさんの人が浴衣を着て踊っている。
その熱気が朝方まで続くというのだ。
過去にソウルの東大門市場へ行った時、深夜だというのに爆音でライブイベントが行われていたり、ファッションビルでは買い物客や地方から買い付けに来たバイヤーでごった返すのを見てかなり衝撃を受けたことがあったけど、今回受けた衝撃もソウルでのそれと似たような感じの熱気だった。




中心の屋形では、「かわさき」や「春駒」などテレビで見て聞いた覚えのある、民謡が流れている。




最初は人が踊っているのをただ見物したり、写真を撮ったりしてるだけだったけど、郡上おどりは一般参加型で浴衣を着てなくても下駄を履いてなくても、皆それぞれの格好で好きな時に参加出来るのが一番のメリット。
という訳で、僕らも参加者の列に混ざって見よう見真似ではあったけど、深夜の郡上おどりを楽しんだ。




郡上おどりを参加しに県外から来た人の中に、風光明美な街並みとおどりの魅力に惹かれ、郡上八幡に移住する人がいると聞いたことがある。
今回僕も初めて参加してみて、彼らがここに移り住んだ理由が分かったような気がする。

来年は是非浴衣を着て、下駄を履いて、郡上おどりに参加してみたい。
その前に全10曲あるおどりをマスターしないとね。

門司港

2011-08-01 | Life in Japan


福岡遠征の復路は、チケットショップで2,500円で購入した青春18きっぷを使って、丸一日をかけて博多から岐阜までJR在来線の旅。
その道中、唯一途中下車して寄った場所が門司港。

門司港駅を降りてすぐの所に港があり、目の前に本州の下関と九州の門司を繋ぐ関門海峡大橋が窺える。



駅舎としては、全国で初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。
大正3年に建築され、木造駅舎でネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる外観デザインが観る者を引きつける。

もはや日本中の都市部にある鉄道駅は近代化され、味気ないものになってしまっただけに、このように昔のまま現存された駅が残っているのは本当に貴重だ。




駅構内の切符売り場も当時からそのままの形で使われている。




現在は門司港レトロへの観光客などが利用する駅となっているらしいが、昔は当然関門海峡を繋ぐ便利な橋やトンネルは無かった訳であり、多くの人々が連絡船で下関と門司港のをあいだを行き来し、門司港駅が交通の要衝として利用されていたのだろう。
平日の人気のあまりない駅に一抹の寂しさを感じ、僅か40分程度の短い滞在ではあったが、門司港駅を後にした。

王者の貫録~J1/福岡vs名古屋@レベル5スタジアム

2011-07-31 | Nagoya Grampus


アビスパの関係者には大変失礼な話かもしれないが、今年博多の森での観戦を逃したら、またしばらくJ1で福岡vs名古屋の試合が見られなくなるのではと考え、飛行機移動で結構な出費にはなったけれど、思い切って決行した福岡遠征。




この日のレベル5スタジアムは夏休みの真っ只中、相手が前年王者の名古屋とあってか、19,000人を超える満員の観客が詰め掛け、前回観戦したホムスタの神戸戦同様、スタジアムは非常に良い雰囲気に包まれた。
やはりスタンドに空席がないと、それだけでテンションが上がる。

バックスタンドの端に陣取っているアビスパのサポーターは想像以上に熱狂的で、鳴り物を使った個性的な応援は、まるでCWCで観たボカ・ジュニアーズのサポーターを思わせるかのようだった。




試合は終始危なげない展開で、王者名古屋の貫録勝ち。

名古屋市と同じ規模の政令指定都市である福岡市。
福岡でもスポーツでは野球人気に押されているのかもしれない。
しかし、サッカーでこれだけの観客が詰めかける日があるというのは、最下位にも関わらずアビスパに期待を寄せているサポーターも多いということの表れだ。
福岡がJ2で戦うのはもったいない。
これから盛り返して、なんとか奇跡の残留を果たしてもらいたいところだ。

プロ野球/福岡ソフトバンクvs北海道日本ハム@福岡ヤフードーム

2011-07-31 | Sports


福岡遠征ダブルヘッダーの第一試合は、プロ野球の福岡ソフトバンクvs北海道日本ハム。
去年観戦に行ったナゴヤドームでの中日vs巨人のゲームで、あまりに不快な思いをしたので、もうプロ野球なんぞ観に行くもんかとその時は考えていたものだが、せっかく福岡を訪れるなら福岡ドームも見てみたいという動機で行ってみることにした。



僕が座った席は、チケット2,800円の外野指定席。
結論から述べると、中に入った瞬間から素晴らしいドーム球場という印象を受け、また演出の盛り上げ方も含め非常に楽しめたゲームだった。

今までドーム球場で野球を観たのは、ナゴヤと今回の福岡しかない。
福岡ドームがナゴヤドームと単純に比較して何が素晴らしいかと言うと、まずスタンドが一層式になっていることだ。
これはサッカーのスタジアムにも言えることだが、スタンドが一層か二層以上になっているかによって、観衆の一体感が変わってくるからだ。
去年ナゴヤドームで観戦した時の座席は三層式の最上段だったのだが、三層スタンドの観客は一層にいる観客と比べると何か盛り上がりに取り残されてしまったような感じで全体的に大人しく、試合の臨場感を共有するのが難しいと感じた。
しかし福岡ドームは全て一層式の為、外野の後方から見ててもドーム全体でソフトバンクを応援しているような一体感を十分に感じ取ることが出来るのだ。

以前熱狂的な中日ファンの友達が、中日ファンは本拠をドームに移してから大人しくなったとボヤいていたことがあったけど、その原因はナゴヤドームの構造上の問題が大きいのではないかとも思う。




次に驚いたのが、外野のスクリーンだ。
ご存じのようにセンター方向にスコアボードや選手名が見られるスクリーンはどこの球場にでもある。
ところが福岡ドームには中央のビッグスクリーンの他にも、ライトとレフト側両翼にも大型スクリーンが兼ね備えてあったのだ。
打順が変わる度に、大々的にスポンサーのCMが3つのスクリーンから流れる。
試合を観に来た多くの観客がそれを注視する。
この宣伝効果は大きいよね。
ソフトバンクの主催試合でドコモのCMを流すという、ソフトバンク社の器の大きさには思わず笑ったけど。



他にも外国人のDJレポーターが、ドーム内にいるちびっ子ファンにインタビューしてる姿をスクリーンに写し出したり、子供達が専属チアと一緒にダンスをしたり、選手紹介時の場内アナウンスを子供に体験させてみたりと、兎に角ソフトバンクの子供達に対するファンサービスがとてつもなく充実していた。

オーナーの孫正義氏にはぜひともJリーグにもビジネスを展開してもらえないだろうか…。
そう思わせるほどソフトバンクはレベルの高い試合運営をしており、プロ野球を観戦して久しぶりに楽しいと感じた。




ラッキーセブン、黄色一色に染まった福岡ドームがまた壮観。
完全に娯楽としての域に達している。
ここなら普段野球を見ない人でも十分に楽しめると思うので、福岡に行かれた際は福岡ドームでソフトバンクの試合を観に行ってはいかがだろうか。