買い物に出て、帰りは大抵ミニバスに乗って帰宅する。
荷物が少ない時や歩きたい時は歩く、登坂になるのでゆっくり歩いて15~20分程度になります。
今日はバスでした。
ミニバスなので座席は17席くらい、そして立っているのは私を含め5、6人でした。
乗っている人はほぼシニアの方たち、赤ちゃん連れの方が座って赤ちゃんを抱っこしていました。
始発駅で乗るのでバスが来る前から皆さん並んで待っています。
出発前に、何かつぶやいているお年寄りがいます。「ここ優先席なのよね~」と言い続けて歩き回る。
しかし座っている方々もかなりのお年寄り、つぶやいている人(つぶやいているというか声が大きい)
は杖をついてその杖の音をカチカチと鳴らしてアピールしている感じ。
「後ろの席はどうかしら・・・?」と後ろのほうへ進む。後ろの一段高くなった席に座っていた方が
「じゃあ、私が代わる?」と言いつつ立ちました。ちょうど私くらいの年の方です(70代後半)
席に座りたかった人は「その席に登るの大変・・・」といいつつ着席。
その後、私の前に座っている方が「私も腰が痛くて座りたいから乗る時間延ばして次のバスに並んだのですよ」
と隣の席の人に言っていた。知らない人同士で視線を合わせる・・・
あ~あ、皆の気持ちわかる、バスの中で空気がピリピリして怖ろしかったです。
大部分の方がシルバーパス使っている人、杖をついてバスで揺られるのも辛いでしょう、でもでも・・・・
シルバーパス
シニアパスの方々だったのですね。
優先席とはいえ 皆が優先者だった・・・。
笑っちゃいけないですが 少し滑稽でした。
確かに これからの超・超高齢化社会では 他の場面でも
こういうことは起こり得ますね。
杖を使って大変そうな人がいたら誰でも席は譲ったと思うのです。
それが乗ってきた途端に、座っている人の横にぴったりと立ち止まり
自分に席を譲るのが当たり前、という態度でしゃべり続けているので
かえって誰もが立たなかったのだと思います。
席を譲った人は、あれ以上車内の空気が悪くなるのに耐えられなかったのだと思います。
私もああいう場に居合わせたのは初めてでした