少しご無沙汰いたしました。
母が桜満開の中亡くなり、葬儀も済ませました。
最後の1週間ほど前から医者に「もう1週間ほどかもしれない」との話があり
自宅に集まった私ら子供達に在宅診療の先生が細かく説明してくださり(3月27日)
その後2日間ほど、孫9人(沖縄・大阪・茨城からも)、ひ孫4人と全部が次々と会いに来て
車いすからまたはベッドに寝て母は皆に会えました。
暫らく前から認知症になっていて、ここへ来て癌のようだともいわれましたが
痛みは感じなかったようなのが良かったです。
30日には病院へ行き点滴をして頂き帰宅、その後かなりはっきりした会話が出来て
私の年齢や、自分の生年月日など考えながらでも間違えず言えて、周囲を驚かせました。
その日は一緒に暮らしていていつも面倒を見てもらっている弟嫁に
「ありがとう、幸せだった」と言ったそうです。
そして4月1日昼間、寝ているようにして静かに逝ったそうです。
どう見ても微笑みながら寝ているようにしか見えませんでしたし、
誰かが話しかけたら動いた感じがしたとまで言ってました。(どうしてもそう思えるのですよね)
96歳、自分自身ではいろいろあったかもしれませんが、幸せな人だったと思います。
30日の点滴終了後、弟と妹と一緒に車で迎えに行き、弟が母に桜を見せようと言い出して
近所の桜の通りを(桜祭りでした)ゆっくり往復しました。

「桜よ、見える?」と聞きましたら。「見える」と言ってました。

私達家族は通夜や告別式の往復で満開の桜をたっぷり見ました。
母はお棺の蓋が閉まらないのではないかと思うほど沢山の花に囲まれてました。
母もこの時期に逝って満足していたと思います。名前が花子でしたから。
兄二人の後、少し離れて生まれた女の子だった為に親は大喜びでそんな名前を付けたそうです。