図書館へ予約しておいた
加賀乙彦著の 「殉教者」の準備が出来ましたとメールがあって受け取りに行った。
受付のカウンターで「予約して、メール頂いたのでお願いします」と図書カードを出すと
若い男の子が「はい、お待ち下さい」と言ってカードを受け取る。
随分若い子だと思ったら胸に「職場体験」のカードを付けている。中学生でしょうね。
カウンター内が妙に人が多くておかしいと思ったのはこのせい?
「職場体験」の中学生がもう1人、そしてそれを補助しようとしている大人が4・5人。
私の図書カードを持って予約の棚へ探しに行く中学生にそれとなく誰かが付いてゆく・・・
「職場体験」は5日間位だったと思うけれど、あの日が最初の日だったのかも。
予約の本を探して持って来てくれて、きちんといつもどおりの言葉を添えてくれた。
後ろから何気無い様子で「殉教者」が手渡された事を確かめている人も居る。
「緊張して疲れるわね、でも頑張って」と、つい中学生に声を掛けてしまった。
でも何だか嬉しいひと時だった。
後ろで心配して右往左往している人達も皆昔は中学生。(私も含む)
借りてきた本を読み始めた、うん思ったとおりの本みたい。楽しみ。
1615年、キリシタン禁教が発布された翌年、長崎港から密かに沖へ出てゆく和船に
乗っているペトロ岐部とエスパニア人の修道士・・・