令和3年11月27日(土)
枇杷の花 : 花枇杷
枇杷はバラ科の常緑高木で中国原産、古代日本に渡来
暖かい地方(四国、九州)で果樹として栽培される事が多い。
今では、北海道を除く全国各地で栽培されている。
樹木の高さは5~10m程ある。
葉は広倒披形の長楕円形で厚みが在り、長さ15~20cm。
葉の表面は艶があり、裏面には産毛がる。
初冬(11月~12月)に黄色を帯びた白く小さな五弁の花
が、多数集まって咲く。
芳香はあるが概して慎ましく、地味で淋しくひっそりという
印象が強い花である。
訪れる人の少ない山中に花開き、華やかさはないものの、
意思の強さが感じられるような花で、冬の静かな景が似合う
花である。
最近、ご近所で夏の時期に枇杷の実を頂くことがあるので、
散歩がてら、庭先を覗いて見ると塀の上から花が顔を出す。
開花は11,12月頃だが、果実は翌年の6月頃との事。
枇杷の葉は、咳どめ・下痢止め等に効能がある。
木材は粘り強い材質で、古来から木刀や木杖等に利用。
今日の1句
友の家の庭ぞ懐かし枇杷の花 ヤギ爺