遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

もみじ

2021-11-04 16:45:48 | 日記

令和3年11月4日(木)

紅 葉 : もみづる

晩秋、落葉樹は葉が赤や黄に変化する。

楓が最も一般的だが、漆、櫨、銀杏、柿、桜、欅をはじめ、

それぞれ美しく彩られる。

紅葉、黄葉ともに「もみじ」という。「雪月花」におとらず

和歌以来の代表的な美の題材である。

「もみ」とは、もんで染め出す紅のことで、紅葉することを

「もみいづる」「もみづる」という。

紅葉は個々の木よりも錦のように染め上げられた山々の見事

さを称えることが多く、春の桜刈りのように秋には紅葉刈り

に出掛ける。

紅葉の美しさはやがて散って行くという滅びを前提とする。

それは秋と言う季節の華やかさの裏に在る淋しさそのもので

ある。霜が降りる様になると紅葉は一段と鮮やかさを増す。

 

朝晩はすっかり涼しく(寒い程)なり、散策もそれなりに

心地良い。 久しぶりに名古屋港へ出かけて見る。

公園の木々や街路樹も色づき、銀杏の木は今少し先か、、、

昨夜の風の所為か、歩道には彼方此方に落葉が積もる。

名古屋港の手前に在る、港警察署前の通りの街路樹は日が

眩しく、一層赤く輝かせている、、、。

 

名古屋港の無料休憩所前の桜も真っ赤だ。

 

先月初めの東山植物園は、薄紅葉が程よく揺れていたが、

そろそろ、植物園はや鶴舞公園なども紅葉が見頃かな、、,

 

この歌の季節がやって来た、、

もみじ(童謡)

作詞 : 高野 辰之、作曲 : 岡野 貞一

秋の夕日に 照る山もみじ

濃いも薄いも 数ある中に

秋をいろどる 楓やつたは

山のふもとの すそもよう

 

渓のながれに 散り浮くもみじ

波に揺られて 離れて寄って

赤や黄色の 色さまざまに

水の上にも 織るにしき

 

今日の1句

入り日来て紅葉の赤の極まりぬ   ヤギ爺