令和3年11月4日(木)
紅 葉 : もみづる
晩秋、落葉樹は葉が赤や黄に変化する。
楓が最も一般的だが、漆、櫨、銀杏、柿、桜、欅をはじめ、
それぞれ美しく彩られる。
紅葉、黄葉ともに「もみじ」という。「雪月花」におとらず
和歌以来の代表的な美の題材である。
「もみ」とは、もんで染め出す紅のことで、紅葉することを
「もみいづる」「もみづる」という。
紅葉は個々の木よりも錦のように染め上げられた山々の見事
さを称えることが多く、春の桜刈りのように秋には紅葉刈り
に出掛ける。
紅葉の美しさはやがて散って行くという滅びを前提とする。
それは秋と言う季節の華やかさの裏に在る淋しさそのもので
ある。霜が降りる様になると紅葉は一段と鮮やかさを増す。
朝晩はすっかり涼しく(寒い程)なり、散策もそれなりに
心地良い。 久しぶりに名古屋港へ出かけて見る。
公園の木々や街路樹も色づき、銀杏の木は今少し先か、、、
昨夜の風の所為か、歩道には彼方此方に落葉が積もる。
名古屋港の手前に在る、港警察署前の通りの街路樹は日が
眩しく、一層赤く輝かせている、、、。
名古屋港の無料休憩所前の桜も真っ赤だ。
先月初めの東山植物園は、薄紅葉が程よく揺れていたが、
そろそろ、植物園はや鶴舞公園なども紅葉が見頃かな、、,
この歌の季節がやって来た、、
もみじ(童謡)
作詞 : 高野 辰之、作曲 : 岡野 貞一
秋の夕日に 照る山もみじ
濃いも薄いも 数ある中に
秋をいろどる 楓やつたは
山のふもとの すそもよう
渓のながれに 散り浮くもみじ
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織るにしき
今日の1句
入り日来て紅葉の赤の極まりぬ ヤギ爺