遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

女郎花

2020-09-10 16:30:45 | 日記

令和2年9月10日(木)

女郎花 : おみなえし、粟花

秋の七草の一つ、オミナエシ科の多年草

季節に先駆けて8月頃から咲く。

枝の先に小さな黄色い花を傘状につけ、粟飯に似ている

ことから「粟花」とも呼ばれるが、命名の面白さから

言うと「女郎花」に軍配を上げたい。

秋の七草としての知名度の割には、山野には余り見かけ

なくなった。それだけに名前から広がるイメージや語感

が大切にされている様だ。

花の割に草丈が高く、かすかな風にもさ揺らぐ風情は、

野趣に富んでいる。

漢字で書く「女郎花」、歴史的仮名遺いで「をみなへし」

と書くが、「をみな(女)は若く美しい女性をいい、楚々

とした美人のイメージである。

オミナエシは、細長く伸びた茎は華奢で、花は粒の様な

愛らしい花を咲かせ、その姿を優しい女性のイメージに

見立てた様である。

切花に用いられたり、絵に描かれたりと、名脇役として秋

を演出する。 花期は8月~10月頃。

10月頃になり、葉や茎を落とした根を掘り、天日乾燥を

させたものは「生薬」として「敗醤根」(はいしょうこん)

と呼ばれ、消炎、浄血作用が在ると言われる。

 

男郎花 : オトコエシ

オミナエシ科の多年草で、女郎花に姿がよく似ているが、

草丈はやや大きく、茎も女郎花より太い。

白い小さな花を傘状につける。 白い花は地味であるが、

葉や茎は大きく「オミナエシ」に対して男性的であること

から「オトコエシ」と名付けられた。

 

今年は殆ど吟行に出掛けることもなく、季節の花を愛でる

何て事も殆どない、、、、ご近所を散歩し、近くの公園や

お宅の庭に咲く花を目にする程度、、、、、

それでも季節は確実にやって来てをり、台風一過、朝晩は

めっきり涼しくなった。 今朝も涼しく、日中の最高気温

も27度と30度を下回る、、、、

そう言えば、今頃は「オミナエシ」も咲き、ぼちぼち「萩」

も咲きそうだ、、、

名古屋では、「東山植物園」「徳川園」「白鳥庭園」等が

オミナエシが見頃を迎えている様だが、、、、、、、、、

東山植物園

徳川園

白鳥庭園

 

 

今日の1句

入日来て黄の目映ゆかり女郎花     ヤギ爺