遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

夾竹桃

2020-07-27 15:35:00 | 日記

令和2年7月27日(月)

夾竹桃

キョウチクトウ科の常緑低木、インド原産

6~9月頃、枝先に直径4~5cmの花を

多数付ける。 一重、八重

花色は、淡紅、紅、白、黄色と変化が多い。

葉は長楕円形で両端が尖った形、やや薄く堅い。

日本へは江戸時代に渡来した。

観賞用に栽培されるが、公害に強いことから、

高速道路の壁沿いや中央分利帯、更には工場の

フェンスなどにも多く植えられている。

夾竹桃は毒性が強く、花、葉、根など満遍なく

在るので要注意。

樹液を舐めたり、葉や花を触った手から毒を貰う

事が多い。木の枝にもある。

主な成分は「オレアンドリン」で、僅かな量の

0.3%mg/Kgで致死量となる。

嘔吐、下痢、めまいなどの症状が起き、重篤を

きたすことも在る。喘息等アレルギーの方要注意。

マスクが必要で、夾竹桃に触れた場合は必ず手洗

いをする。

又、安易に木の枝、枯葉等を燃やしてはいけない。

毒性のある煙を吸い、被害に在った事例も多い。

反面、夾竹桃は大気汚染等公害に強く、高速道路

の排ガスや工場の煤煙等の対策としてその周辺の

植栽に利用されている。

毎年8月6日に広島で「原爆忌」が営まれるが、

広島では、被爆後何年もの間、草木も生えないと

言われたが、夾竹桃は焦土にいち早く花を咲かせた。

広島市では、シンボルとして市の至る所に夾竹桃が

花を咲かせている、、、、。

 

今日の1句

コロナ禍もわれ感ぜずと夾竹桃     ヤギ爺