遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ブータン王国

2020-07-29 16:01:58 | 日記

令和2年7月29日(水)

ヒマラヤの小国ブータン

2019年10月26日、「令和天皇の即位の礼」

が行われた際に、世界各国の要人が来日された。

その折に、ヒマラヤ山脈の小国「ブータン王国」の

国王夫妻は2011年11月、ご成婚後初の外遊先

として日本を訪問され、今回の「即位の礼」に2度目

の来日をされた。(日本の皇室とは密な関係にある)

ブータンは、「世界一幸せな国」として話題となり、

日本国内各地では、その一挙手一投足」が注目された。

今朝(7月29日)の中日新聞コラム欄「中日春秋」に

そのブータンが「理想郷」としての記述がとても興味深

く、紹介したい。

「ヒマラヤ山脈の小国ブータンを日本の学術調査団が

訪れている。 鎖国状態で謎の土地と見られていた。

約50年前のことだ。 山をぬって進む調査団の前に

雲間から、突然小さな村が現れた。 「シャングリラ」

理想郷を表す英語と伴に神秘的な光景が報告書である

桑原武夫編「ブータン横断紀行」に書き留られている。

近代文明から遠く離れた山奥に豊かな実りを思わせる、

広い畑と点在する農家、丘の上に立った寺院。

チベット人がもしも北から下って来たら「これぞ理想

の地」と思ったのではないだろうか」と、ある。

近年は国民総幸福量(GNH)を掲げ、人情とともに

理想の地を思わせる国である。

国境を接する中国でも理想の土地に見えるか、ブータン

の後ろ盾のインドを牽制する要所と見えているか。

一部地域の領有権を新に主張し始めたという。

ブータンの位置

 

ブータンは反発している。 武力が関わっている訳では

ないとは言え、国内総生産で数千倍の大国から領土を

巡ってものを言われる圧力は相当なものであろう。

海外メディアがまとめていたが、中国当局の船が連日

確認されている沖縄県・尖閣諸島周辺を含め、中国の

領土問題は、東西南北、計17という。

新型コロナの対応に苦しむ国が多い中で、膨らむ中国

の圧力があらゆる方面向かっていないか。理想郷に迄

及んだ出来事が物語っているようだ。

(中日新聞コラム:中日春秋より、引用した。)

今年の荒梅雨は日本列島の里山の美しい町村を次々に

襲って来る。(里山はある意味、日本の理想郷)

今、世界中が天変地異の恐ろしさを味わっている。

世界の超大国が、あらゆる地で、小国を苦しめ続ける。

今、地球上に確かな指導者が居ない。自己中ばかりだ。

地球は狂っている。(天罰は必ずその都度やって来る)

歴史は繰り返すが、その前に地球は壊れてしまう?

 

今日の1句

荒梅雨の餌を漁るよに襲ひ来る     ヤギ爺