遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

雛飾る

2019-03-03 16:44:49 | 日記
平成31年3月3日(日)

雛祭り : 桃の節句、上巳(じょうし


3月3日、女児の息災を祈り行われる行事
古くは桃の節句、雛遊びといった。
雛人形に桃の花、を飾り、白酒、菱餅、あられ等を
供えて祝う。

上巳(じょうし)

人形で身体の穢れを祓い、川に流した上巳の日の
祓いの行事。
この雛遊びの風習が江戸の頃より、紙の雛から
内裏雛等の豪華な人形を、武家社会等の裕福な
家で飾り祝う様になった。

最近、核家族化が進み、都会に出た若い世代では
住居の狭さや、出し入れの面倒から、対雛等の
簡素な物になる、、、。
一方、田舎に取残された老夫婦の家では、七段
飾りをする必要もなくなり、手放す家も、、

地方で最近よく目にするのは、古民家等を利用
して、使われなくなった雛を集め一同に飾る催し
が行われている、、、。


昨今、ネット上で「雛人形は一人一飾りずつ持つ
べきもの」という、発表が話題になった。
これは卸売り業者約300社が加盟する「日本
人形協会」によるもので、 その言い分は、
「雛人形は人に降りかかる厄を代わってお守り
するもの」との事。  (ホームページより)

確かに雛祭のルーツには、「人形を川に流し身体
の穢れを祓い、、、、」 (上巳参照)
紙や草で作った人形(消耗品)を川に流した風習
とは、意味が違う様で、、勝手に業者の都合で
解釈した、メーカーの売らんがための商魂の
苦肉の策の様で、、、。

昔から、立派な(高価な)人形は修理して、譲り
渡し、「これはお母さんがお婆ちゃんから貰った
物と、代々母親から娘、姉妹等へ受け継がれた物
の様である。




我家では、カミさんの作ったクラフトの雛人形を
本棚に飾り、、、


娘の家では結構立派ではあるが、内裏雛一対のみ
である。こちらも飾りつけや雛納めが大変とかで、
これを選んだ経緯がある、、、、。

今夜は「雛ちらし寿司」に「蛤の吸い物」を、、




今日の1句

本棚の隅手作りの雛飾る      ヤギ爺