遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

桜 餅

2019-03-18 16:19:06 | 日記
平成31年3月18日(月)

桜 餅


小麦粉と白玉粉を溶いた薄皮で餡を包み、
塩漬けの桜の葉でくるんだもの。
葉の香り、そして餡の甘さと葉の塩味の醸し出す
独特の味わいがある。

東京の桜餅(小麦粉と白玉粉の皮で包む)

江戸時代に隅田川近く、向島に在る長命寺境内の
茶店で創られるようになったと言われる。
現在一般に売られているものは、一枚の葉を折る
様にして餅を挟み売られているが、長命寺の桜餅
は葉を三枚使い、折らずに餅を包む。
今でも東京名物の一つである。

名古屋(関西でも)では糯米を蒸したものの中に
餡を入れてあり、塩漬けの桜の葉を二つ折りに
してはさんである。

名古屋の桜餅(餅米を蒸してある)

今日(18日)は「彼岸の入」
春分(秋分)の日を彼岸の中日とし、前後3日の
計7日の間、仏事をする。
彼岸には古くから諸寺院で法会が営まれ、、、
一般家庭でも仏事を行い、祖先の供養をして、
墓参りをする、日本古来の風習が在る。

カミさんが外出するので、「おはぎ」を所望する。
買って帰ったのは「二色おはぎと桜餅」であった。
小豆餡と黄粉の定番のおはぎに、桜餅が、、、?

そういえば、桜餅は今年初めて口にする、、、。
塩漬けの桜の葉と、餡の甘さが絶妙である。
何故か、カミさんは塩漬けの桜の葉を残す?
子供達も、葉っぱを残していたっけ、、、、、。


今日の1句

塩漬の葉の蘇るさくら餅     ヤギ爺