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Music Mania

No Music No Life

ロックとブラックレザー

2012年11月17日 | 音楽
ドラマや映画などで、ロックミュージシャンという人物が出てくるとき、たいてい黒のレザージャケットを着ている。

この「ロック=ブラックレザー」というイメージはどこから来ているのだろうか?

まず一つはパンクだ。
スタッズ付きのライダースにダメージTシャツ、安全ピンにチェーンといったファッションだ。
この原点は1970年代後半のセックス・ピストルズだといわれている。
黒の鋲打ち皮ジャンは、そのハードなイメージから彼らに愛用された。
反社会的であることの象徴だったのかもしれない。



次にヘヴィ・メタルだ。
ヘビメタのファッションにブラックレザーを取り入れたのは、ジューダス・プリーストだといわれている。
彼らはデビュー時からそうだったのではなく、1978年発表の「殺人機械」からだ。
これについて、ロブ・ハルフォードはSMショップで発案したというが、1977年デビューのセックス・ピストルズの影響もあるに違いない。
ただし、キッスは1974年のデビュー当時、すでにブラックレザーを基本としたファッションを取りいれている。
彼らの場合、ブラックレザーよりも奇抜なメイクに話題が集中したため、忘れられがちだが。



では日本ではどうだろう?
1972年デビュー、矢沢永吉率いるキャロルではないだろうか?
ブラックレザーの上下でロックンロールを演奏するというスタイル。
ジョニー大倉によると、デビュー前のビートルズを意識したという。



では、デビュー前のビートルズは誰のマネをして、こういうファッションをしていたのだろうか?
これは1950年代後半から60年代初め頃に流行した、ロッカーズ・ファッションなのだ。
wikiによると、
「アメリカのロックンロールに影響を受けイギリスの若者が黒の皮ジャンに皮パンを履いて単気筒エンジンのシングルバイクに乗りロッカーの集まりをロッカーズと称した。
皮ジャンにROCKERSとシロのペイントをしてACE CAFEの刺繍を付け缶バッチやビョウなどで皮ジャンを装飾していた。」
とある。



では、このロッカーズ・ファッションの原点はどこなのか?
映画「乱暴者」というのがあって、それらしい。
僕はこの「乱暴者」を見ていない。
そのうち、レンタルで借りてみてみようと思う。



最後にオマケ画像(26歳)